
ゆらぎ荘の幽奈さん89話~91話
ネタバレ感想
ゆらぎ荘の幽奈さん89話と90話と91話のネタバレと感想、漫画を無料で読める方法を紹介。
急遽、湯煙温泉郷の野外フェスの出演が決まったゆらぎ荘の住人たち。
売れっ子アイドルのプロデューサーに厳しいことを言われたけど、ついにステージへ。
しかし、曲が始まってしばらく幽奈が煙のように消えてしまった。
89話
ミスなく順調な滑り出しだったパフォーマンス。
しかし、プロと比べてパワーがない彼女たちのステージに観客が白けてしまい、今までとの盛り上がりのギャップに彼女たちも冷や汗が滲み出てくる。
その直後、いきなり幽奈の葉札術の肉体が消え失せてしまった。
霊力のない人間には服だけを残して消えたようにしか見えず、その場に本人がまだふわふわ浮いているなど知る由もなかった。
袖でステージを見守っていたこゆずは無理に間に合わせた葉札のせいだと責めて泣いてしまうが、逆に幽奈は自分の我がままに巻き込んでしまったからだと責める。
幽霊は自分を受け入れてくれる周りの人たちの厚意に報いるため、生きる者と同じように頑張ろうと思っていた。
でも、結局失敗したことで、やはり幽霊は幽霊なのだと後悔しそうになった。
その時、他の3人が彼女の背中をバシッと叩いた。
それは、生活と練習を共にしてきた3人だからこそできる、最善の励ましだった。
文字通り背中を押された彼女は頬をバシッと叩いて気合を入れ直し、衣装を回収して袖に引っ込み、自分ができることを考え始めた。
すると、観客が一気に盛り上がり始めた。
ステージ上ではとんでもないトラブルだったが、マジックショーさながらの消失イリュージョンだと勘違いしてくれたのだ。
その様子に災い転じて福となすだと思った幽奈は、あるプランを思いついた。
やがて一曲目が終わって間ができると、幽奈はトゥインクルスが観客を楽しませることが第一だと言っていたのを伝えた。
その意を汲んだこゆずは葉札術を飛ばして4人の衣装をフリフリミニスカ浴衣に変え、それで再び観客に目にも止まらぬ早着替えだと思わせて盛り上げる。
舞台上の出来事は全てイリュージョン。
なら、もう自分たちの全力を出してやればいいと意見がまとまり、いざ本意気のパフォーマンスが始まった。
まずは狭霧がクナイを円陣のように出現させ、それを夜空に飛ばして花火のように爆発させた。
それに触発された雲雀は宙に浮かせた手裏剣に乗り、ステージを飛び出して夜空を駆けながら歌った。
夜々はお馴染みの猫神様を召喚して頭に乗り、こゆずが煌びやかな葉札照明で彩りを加えた。
その後に続き、幽奈は全身タイツでも履いて何かしてやろうとした時、観客が彼女の姿を視認できているのに気がついた。
それはいつも裏でサポート役に徹していい仕事をするうららの仕業で、この会場一帯の霊力を式神を使って増幅させ、一時的に観客の霊力を上げたのだ。
これならただ自由自在に飛び回ってみせるだけで、種も仕掛けもない理解不能のイリュージョンだと思ってもらえる。
幽奈はマイクを掴んでステージを飛び出し、3人と一緒に観客の上空を飛び回った。
上がるボルテージ。
弾けるシナプス。
驚愕怒涛の連続に、今夜最高の盛り上がりを見せた。
熱いフェスは大成功のうちに終幕し、ゆらぎ荘グループは開催者側から労いと感謝の言葉をかけられ、ようやく肩の荷を下ろすことができた。
そこにプロデューサーとトゥインクルスがやってきた。
Pはあんなのは音楽ステージらしくないと言いつつ、前人未到のイリュージョンパフォーマンスをやった彼女たちの実力を素直に認め、手厳しいことを言ってケチをつけたことを謝った。
そして、観客の一人として最高の笑顔を見せてくれたのだった。
まさに大団円。
芸能界へのパイプもできた一夜は、笑顔だけに包まれて更けていった。
90話
先日の湯煙温泉フェスのステージ動画がネットで拡散されていていたが、誰も幽霊や霊力を利用したパフォーマンスだとは思っていないようで、最先端の科学技術だと騒がれていた。
こゆずはアイドルデビューなんて夢見ているが、浮ついたことが苦手な狭霧はご勘弁。
雲雀ならば食いつく話だろうと思われたが、その雲雀は、今朝から姿が見えなかった。
場所は町の図書館。
雲雀はがっつり頭を抱えて唸っていた。
なぜかと言えば、GW前のテストで赤点を取ってしまっていて、休み明けに再テストすると言われていたのだが、フェスの練習でそのことをすっかり忘れていたのだ。
だから急遽図書館で追い込みをかけようとした。しかし、そもそも赤点を取るくらいだから、一人ではどうにもこうにも理解できない内容で詰みかけていた。
それでも、人にはおバカだと知られたくない。
気分転換に自習室を出れば、子供にぶつかられそうになって転び、無防備に下着を見せてしまう始末。
その時、子供になり代わって職員が謝って声をかけてくれた。
するとその人はもちろんコガラシで、散らばり落ちた答案用紙を見られてしまい、事の次第を白状しないわけにはいかなくなった。
臨時スタッフのバイトをしているらしい彼に赤点のことを口止めしつつ、このままじゃ再赤点になりそうだと素直に言うと、なんと数学に限り教えてくれる展開になった。
彼の仕事が終わるのを待ちながら、これでどうにかなると思いつつ、彼ならベラベラ人の秘密を話したりしないのは分かっているので、安心感に包まれていく。
すぐバイトの時間は終わると言っていたが、まだかなまだかなと待ちわびる雲雀。
ふと、そんな風に彼を待っているのが、なんだかデートの待ち合わせみたいだとドキドキしだした直後、彼に声をかけられてドキドキの連続。
さて、勝手知ったるファミレスで勉強しようと向かう道中も、勉強には邪魔にしかならないドキドキが募っていく。
席について実数だの虚数だの懇切丁寧に教えてくれ始めるが、何を言っているのかさっぱり分からないし、理解しようとするがどうしても集中できない。
それはもちろん、さっきから感じ始めたドキドキが絶賛継続中だったからだ。
邪念が消し去れないばかりか、千紗希と芹がいるのを見かけ、どうやらこの店に入ろうとしていた。
赤点がバレないように勉強道具はしまうとしても、コガラシといる理由を何て言えばいいか思いつかない。理由もなく一緒にいればデートだと思われ、抜け駆けビッチ認定されかねない。
彼はトイレに隠れようと言ってくれるが、タイミング悪く行列ができている。
そこで雲雀は覚えたての隠れ身の術を彼にかけることにした。
実体はそのままで石ころ帽子のように周囲に感知されなくなる術だが、そこは雲雀の術なので身体だけ消えて透明人間みたくなってしまった。
彼はもうやけくそで服を脱いで全裸になり、狭いテーブルの下に潜んだ。
ある意味被害者ながら、ただの変態にしか見えなかった。
平静を装い千紗希と芹と挨拶を交わす雲雀。
テーブルの下で息を潜めていた彼は、どうにか脱出する手段を考えていたが、ふと視線を上げれば油断した雲雀が少し股を開いているせいで、下着がばっちり丸見えになっていた。
思わず顔を逸らすコガラシ。
物音をたてさせないように太ももでロックする雲雀。
カップルが所構わず発情しているような図になるが、理性を保っている彼でも呼吸は止められず、生温かい息に喘ぎ声をあげてしまう。
もう晩御飯の時間だからと長居する空気になる前にさっさと退散。
彼を痴漢にさせかけたことを謝りつつ、もう明日がテストなので今夜しか勉強する時間がないと伝え、ついに夜のマイルームで二人きりになるシチュエーションに誘った。
しかし、自分の部屋で二人きりは外でそうなるより圧倒的に緊張感が高く、体中に熱い血が駆け巡っていくようだ。
熱くて堪らず、胸元を開けて風を送り込むと、そこはしっかり注意された。
ただそうやってちゃんと女の子扱いして意識してくれているのが、とてつもなく嬉しかった。
しかしその進展のフラグも、勉強を邪魔する一因だった。
そして気づけば朝になっていて、小鳥のさえずりに起こされた。
勉強の進展具合よりも、結局この夜で彼と進展しなかったなと残念がって起きようとしたその時、ほぼ全裸で彼に乳を揉まれていることに気がついた。
悲鳴をあげそうになったが何とか口を閉じた。
自分よりはるかに忙しい毎日を送っている彼の眠りを妨げないようにして、せめてもの感謝と自分へのご褒美に頬と頬をくっつける雲雀だった。
91話
千紗希とコガラシは紫音に誘われて、山奥にやって来ていた。
そこで何をするのかと言えば、ラブラブシャワークライミングだと説明された。
シャワークライミングとはいわゆる沢登りアクティビティで、湯煙温泉郷でもそれができるポイントがあるらしかった。
そこでツアーガイドをやっている紫音の先輩は、カップルをターゲットにしたツアーを思いつき、紫音に協力してくれるカップルの伝がないか頼り、コガラシと千紗希が連れてこられたと言う訳だ。
カップルと言われた二人はもちろん慌てふためいて、相手を傷つけない程度に柔らかく否定するが、先輩はカップルと聞いていたのでこれでは試験にならない。
すると紫音は友達以上カップル未満だと言って先輩を納得させ、恥ずかしがる千紗希には潤んだ瞳を見せて黙らせた。
こんな強引な策で二人を連れ出したのは、フェスで見た幽奈の素顔が千紗希に勝るとも劣らない美人だったから、二人の距離を早急に近づけねばと思ったのだ。
まず向かったのは、整備された温泉場だった。
しかし、更衣室は一つしかなかった。
それはカップルツアーなので、男女がお互いにウェットスーツに着替えるの手伝い、水に濡れる前からイチャイチャしてもらおうという配慮だった。
事前に水着を着てくるよう伝えられていたので、カップルじゃない二人は少しドキドキしながらも着替え始めた。
そしていざウェットスーツのファスナーを上げる段になると、一人でも背中に手が届くようにつけてある紐が取り外されていて、千紗希は一人じゃ上げられないことに気づいた。
そこは彼氏役のコガラシの出番。
でも、たわわな巨乳のせいで生地が前の方に引っ張られてキツキツだったので、彼はしっかり寄せて一気に引き上げた。
その勢いで彼女は可愛い声を出してしまい、図らずもいい感じのイチャイチャになった。
その後で紫音のファスナーもあげると、嘘のようにスッと上がった。
メットとライフジャケットをつけていざ川に入り、初体験の楽しさにテンションが上がり始めたところで、いよいよ醍醐味の沢登り地点にやってきた。
先輩が先頭で声をかけ、二番手の千紗希をフォローするために後ろにコガラシがつき、最後に紫音が二人の様子を窺う順番で登り始めた。
するとカップルツアーの狙い通りに、千紗希が足を滑らせ、その彼女の尻を彼が顔面で受け止めると言うナイスハプニングが起こった。
あえて苔むしたルートを選んだらしい先輩の読み通りになったが、その危険度は考慮されてないようだった。
順番を入れ替え、彼が彼女を引き上げてから紫音にも手を差し出したが、二人の邪魔にならないように遠慮した瞬間、言わんこっちゃなく滑り落ちていった。
苔むした岩肌のせいで止まることもスピードを緩める事もできずに、突き出た大岩が近づいてくる。
その時、人間を超越した身体能力の彼がバシュッと駆け下り、岩の前で紫音を受け止めてそのままお姫様抱っこで上まで運んだのである。
そんな風に助けられ女の子扱いされて惚れない訳がなく、気付けば自然と彼を目で追っていた。
それに気づいた先輩は横恋慕かと茶化すが、あくまで強い彼への気持ちは憧れでしかないし、恩人の千紗希に幸せになって欲しいんだと言い返す紫音。
だって二人とも、文句なしに良い人で大好きだったから。
その後も協力して登り、滝に打たれ、ゆらゆらと浮かび、ウォータースライダーのように滑り台を楽しんだ。
なんだかんだめいっぱい楽しんだ最後に、温泉場に戻って冷えと疲れを癒すことに。
先に女子二人が入って今日の楽しさをわいわい話している間に、先輩は余計なお世話で男湯と女湯の暖簾を入れ替えていた。
そして疑うことなくコガラシが入り、ウェットスーツを脱いだ全裸3人が出会ったのである。
混乱しながらも女子二人が謝って先に出て行くと湯から上がろうとする。
いやいや俺がと彼が出て行こうとして滑り、二人も巻き込んですってんころりん。
女子二人は喧嘩しないように、千紗希が彼の下腹部に乗って騎乗位のポジションへ、紫音は股間を彼の顔に押し付けて、無事カップルツアーを締め括ったのだった。
感想
ゆらぎ荘の幽奈さん89話、90話、91話でした。
予想通りすぎる展開だったので、驚きもなく安心して生温かい気持ちで読めました。
露出増しの衣装を使わなかったところは、ある意味潔い決断だったと思います。
コンスタントに来る雲雀回。
お馴染みのボーダー下着の安定感は揺るぎませんでした。
コガラシは良い奴なのでモテるのは仕方ないとしても、そろそろハーレムに波風を立てる他の男が現れて、かき混ざる展開が欲しいです。




































