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5話

その落書きはもちろん伊島の仕業だった。

それで詩音ではなく霧恵を追い詰め、結果的に二人を切り離して自分の欲望のままにできる元の学園生活を取り戻そうと考えていた。

 

そしてその落書きを見た彼女は、いきなり涙を流して教室を飛び出していった。

 

階段の踊り場で膝を抱えていた彼女は、追いかけてきた詩音に、自分が周りからどう思われて何を言われているか全部知っていると打ち明けた。

ただ、周りにどう思われようと、詩音だけが信じてくれればそれだけでいいと言って、答えを迫った。

著者名:室井まさね 引用元:煉獄女子1巻

 

しかし詩音が答える前に、追いかけてきた伊島が口を挟んだ。

 

誰も信じるわけがないし、親友が殺されたばかりにしては平然とし過ぎている。それに、取り巻きがおかしくなったり怪我をしたのもあなただろうと核心を突いた。

 

しかし今度は彼女が答える前に教師に見つかり、伊島と詩音は教室に戻ったが、彼女はそのままどこかに消えてしまった。

 

 

彼女はその日から学校に来なくなり、生徒たちは好き勝手なことを言う中、一切返信が返ってこないことを心配した詩音は教師に事情を訊き、入院していることを知らされる。

 

 

教えられた病院の入院している病室の前まで行ったとき、大慌てで駆け込む看護師がいた。

 

ベッドに横たわった彼女の手首から血が溢れ出していて、傍には血塗れのハサミがあった。

著者名:室井まさね 引用元:煉獄女子1巻

 

また手首を・・・と慌てふためく看護師たち。

 

手当てが終わり、静かになった病室に残った詩音は、少しでも疑ってしまった自分を恥じた。

その時、彼女が目を覚まし、階段の躍り場で言えなかった質問の答えを伝え、泣いて彼女に縋った。

彼女はその答えに満足し、慈しむような笑顔を返した。

 

 

やがて大怪我を負った須田が再び登校してくるようになったと同時に、友情を確かめ合った詩音も元気を取り戻していった。

 

その矢先、第二の殺人事件が起きてしまう・・・

 

 

感想

煉獄女子1巻でした。
面白度☆8 可愛い度☆8

室井まさねさんが満を持して帰ってきました。

まず言いたいのは、いじめられている詩音がどんな状況でおしっこを漏らしてしまったのか知りませんが、キャラの中ではトップクラスに可愛く見えるという事実を確認しておきたいと思います。

さて、どう考えても霧恵が犯人にしか思えませんし、他にどんでん返しで犯人になりそうな人物も出ていません。

第二の殺人からアリバイやら殺害方法やらの、ミステリ要素が強くなりそうなので、その方向のおもしろさも2巻には期待したいです。

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