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9話

アメリカの大企業が倒産したというニュースを観たよしのは、そこが出しているカップメンがなくなることを気にし、ベリアルはそこが上司のサタンの会社だと思い出した。

 

ふと気配を感じたベリアルは急に立ち上がり、インターホンが鳴ると同時にドアを開けた。

そこに立っていたのは、件のサタンセーレだった。

この愛は、異端
著者名:森山絵凪 引用元:ヤングアニマル嵐2017年7号

 

よしのに注がれる視線が普通の人間のそれとは違うことに彼女はすぐ気づき、ベリアルより背が高いサタンにジッと見つめられると、本能で危険を感じたのかドッと汗が噴出してきた。

 

彼女はベリアルとの生活で堕天使に対する恐怖感が薄れ、サタンが椅子に座っただけで声を荒げて人の家での振舞いを注意するが、逆にベリアルが上司への失礼な態度を窘めた。

それに構わず、サタンはベリアルと彼女のアルバムを見て、嫌な予感を受けた。

この愛は、異端
著者名:森山絵凪 引用元:ヤングアニマル嵐2017年7号

 

 

結局ベリアルに謝させられた彼女を見て、サタンは食事に誘った。

 

食事を摂る必要がないにも関わらず、サタンは人間らしく箸を次々と口に運び、奢ってもらえた彼女はすっかり元気を取り戻してうなぎを頬張る。

共同生活で困ったことがないかと聞かれれば、彼女は小言の多さに合わせて最近は特に身体を触ってくることが多いと漏らすと、触られるのは嫌なのか?とサタンに訊き返され、そんなことはないと顔を赤くしながら答えた。

この愛は、異端
著者名:森山絵凪 引用元:ヤングアニマル嵐2017年7号

 

 

うなぎ屋を出ると、サタンはベリアルだけ本来の天使の姿を保てていることを暴露した。

彼女はそれを見たがるが、ベリアルは拒否しようとする。

するとサタンは彼を睨み、彼女にお小遣いを渡してセーレをお供について行かせ、ベリアルと二人きりの時間を作った。

 

そして、人間は魂を手に入れるためだけの家畜であり、美しい容姿とは裏腹に醜悪な魂の持ち主らしく、人間に情など移すなと忠告した。

この愛は、異端
著者名:森山絵凪 引用元:ヤングアニマル嵐2017年7号

 

社会生活の常識を教え、人間の家族と変わらず思い出を積み重ねて記録する。

それはサタンから見れば、ごっこ遊びをしているようだった。

 

しかし、悪魔同士で黒い囁きが通じるはずもなく、ベリアルは冷静に上司からのアドバイスとして受け取り、こうして時間をかけるのも自分のためだと答えた。

 

 

食事とアクセサリーを奢ってもらった彼女は、部屋に帰っても上機嫌を保ち続けていた。

そしてまた天使の姿を見せて欲しいと頼み、ベリアルはキスをもらって折れた。

この愛は、異端
著者名:森山絵凪 引用元:ヤングアニマル嵐2017年7号

 

その本来の姿はとても美しく、神話の世界から飛び出してきたようだった。

彼女は見惚れはしたが女顔は好みではなく、四宮悠人か悪魔の姿の方が好きだと言った。

 

それを言われたくなかったベリアルは、その美しい顔のまま猛々しくそそり立った股間のものを見せ付け、顔と下半身のギャップの大きさで悲鳴を上げさせた。

この愛は、異端
著者名:森山絵凪 引用元:ヤングアニマル嵐2017年7号

 

だが彼女は、どこかでその天使の姿を見たことがあるような気がしていた。