このタイミングで真っ向勝負をするには相手が悪く、一先ず退却することにした。
ゴブスレは息を切らして走る女神官を抱えて走り、恥ずかしがって遠慮しようとする彼女に、あくまで戦略的理由だと言い聞かせた。
著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年2号
リザードマンはドワーフを担ぎながら一旦水路を逸れた方がいいと言うが、前の方からも他のゴブリン船が近づいてくる気配がした。
まだゴブリンが残っているならゴブスレが撤退するわけはなく、毒や穴を掘る以外の作戦を使用しなければならないのは変わらず、そこで女神官のアイデアを使うことにした。
著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年2号
シャーマンが率いる複数のゴブリン船がいた。
奴らは暗闇の中にポウッと光を見つけると、それを冒険者の角灯だと確信し、戦闘後で疲れている今ならおいしい目にありつけられると思い、いやらしい笑みを零して俄然殺意を漲らせていく。
光を目掛けて一気に近づき、武器を構えるゴブリンたち。
しかし、光っていたのは沼竜の尻尾で、ゴブリンたちはかっこうのエサになって食いちぎられていく。
著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年2号
冒険者は灯りをつけて移動するというゴブリンの思い込みを利用し、モンスター同士をぶつける作戦は怖いくらいにうまくいき、水の中を自在に動ける沼竜相手に、数が多いゴブリンでも分が悪いようだった。
ただゴブスレは気になることがあった。
略奪することしか頭にないゴブリンが船を作ったということは、それを教えた誰かがいるということだ。それはシャーマンの可能性もあるが、なら沼竜がいて危険なこの水路で船を作らせるとは思えない。
著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年2号
つまり、この街のゴブリンが起こした事件は、人間が知恵を授けたとしか思えなかった。
感想
ゴブリンスレイヤー19話でした。
戦い方は無茶をすることが多くても、ゴブリンの生態については一日の長があるゴブスレ。今回の一連の被害が人為的なものだとして、今まで出てきたキャラの中に犯人がいるのか、これから出てくるのかで、サスペンス感が増すかが決まりますね。
そして、どうして人を襲わせたのかも気になる。



































