まさかの真実の連続。
母親はハネムーンで行ったイタリア旅行でよしのを身篭った。
その瞬間からベリアルはいつかよしのの魂を手に入れるためにつけ狙い、事故では両親を見殺しにしてよしのだけを助け、そこからはよしのの記憶にも新しい出会いと共同生活、年頃の女の子らしい恋の邪魔・・・

出会いまで全て仕組まれていたことだった。
両親を苦しめ続けている、諸悪の根源でもあった。
それが本当なのか問うと、だから何だと手を差し伸べる愛してしまった悪魔。
よしのはただ悲しさが溢れ、涙した。

それでもベリアルが手を差し伸べようとすると、ラファエルも本来の姿になった。
契約書を出すよう迫り、剣を構えてよしのを背後に隠す。

ベリアルは勝ち目などないと悟りながらも、唯々諾々と従う訳にはいかなかった。
剣を避ければ、今にも崩れそうな壁が揺らぐ。
ラファエルは建物の崩壊でよしのが傷つこうと、自らの力で癒せばいいだけだと、最早堕天してもおかしくない理屈で剣を振るい続ける。
ベリアルがよしのを気にしているのを利用し、埃を被ったシャンデリアをよしのに落とし、ベリアルが彼女を助けざるを得ない状況を作った。

よしのを守り、無防備に背中をさらしたベリアル。
その隙を逃さず、ラファエルは剣を突き立て、それは心臓を貫いているように見えた。




































