すると彼は小春の中に出す前にいきなり抜き、その感覚に小春はまた感じてしまうが、彼女の言葉を信じての中断だった。

ちゃんと解けるとは思っていないパスコードを使っているから、見られていない確信があった。
明らかにバカにしながらドヤ顔をするその表情は、おしおきを止めても確かに怒りをにじませているようで、小春は困惑しながらもやはりいつもの強気は出せなかった。

好きなだけ疑って、嫉妬して、その度に乱暴にしてあげると冗談交じりに言い残しながら、寝室に行った龍。
小春はいいようにされてしまったことか、自分の行為を省みれなかったことか、何かに涙を流し、彼はそれを見ないまま、信じてもらえなかったことに傷ついていた。

翌日から、彼は2週間の京都滞在だった。
愛息子にせがまれるままキスをして、しばしの別れを惜しみ、良き嫁で母であるゆずともキスをする。

これで出発すればどこにでいる幸せな家族にしか見えないが、まだお互いにわだかまりが残っている小春との別れもあった。
彼は何か言おうとしたが途中で言葉を濁し、見送りの言葉をかけてくれた小春にも同じようにキスをして車に乗り込んだ。

京都で誰かと会うのを楽しみにしていた彼。
それをゆずに訊いても知らないようで、まだ信じきれない小春は頭をスッキリさせるために走り出し、汗だくのままでいつものバッティングセンターに入り、モヤモヤをバットで振り抜こうとした。
やがてあっという間に1週間が過ぎ、小春が掃除機をかけている時、ゆずに大声で呼ばれて、ようやく何時間も掃除していたことに気づいた。
それはそれとして、急に何かの書類を京都まで届けてくれるよう頼まれるのだった。



































