
ゴブリンスレイヤー外伝
10話11話12話ネタバレ感想
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意気揚々と戦歴を積み重ねようとしていた新人パーティ。
しかし、洞窟を住処にしていたロックイーターにハーフエルフの仲間が一瞬で食い殺され、もう一人は片腕を失い、パーティは崩壊してしまう。
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10話
装備を整えた彼は食料を補給しに行き、猫耳をピンと立てて忙しく働く店員に「食料だ」と一言告げ、一週間分が用意されるまでテーブルについて待った。
すると、先日一緒にゴブリン退治をしたパーティを見かけたが、剣士しかいないのが気になった。
待っている間、以前話したことのある槍使いが声をかけてきて、ブロブを倒したのだと自慢気に話し始めた。
自慢を自慢だと受け取れない彼は適当に相槌を打ち、それで槍使いをイラつかせ、受付嬢に貰ったポーションが見つかってそれでまたイラつかせる。
そうして槍使いが一方的に捲し立てていると、仲間の妖艶な魔法使いが槍使いの絡みを諭しに来てくれたが、彼女は彼女で妙に区切って喋る癖があった。
だが魔法使いから、あの剣士は仲間を一人失い、一人は片腕を失い、一人は形見を届けに旅立ち、今はああして一人きりになっているのだと教えてもらった。
魔法使いが槍使いを引っ張っていき、食料も用意されて代金を支払い、用件はなくなった。
それでも彼は振り向き、生気を失った剣士の目と目が合った。
牛飼娘はかつて住んでいた村まで護衛して欲しいという依頼を出し、槍使いと魔法使いが請け負った。
馬車で連れて来てもらい、勢いよく馬車から飛び降りたが、着地がグラついていまいち締まらない。
見覚えのあるはずの村への入り口は草が生い茂り、道どころか村全体がただの原っぱに変わってしまっていた。
所々に残っている柵や、木の枝からぶら下がったボロボロのブランコだけが、ここに村があった名残だった。
たった5年で人が住んでいた歴史がほとんど消えてしまっていて、同じように未来に生きていかなければならない現実を寂しく思いながら、復讐に囚われている彼にしてあげられることを考える。
過去を思い出して気持ちを新たにした牛飼娘は、晴れやかな顔で二人が待つ馬車に戻った。
すると魔法使いが、髪を切って目を出したほうがらしくて可愛いとアドバイスした。
彼は依頼があった辺境の村に歩いて向かっている途中、思ったよりも時間がかかる旅程に馬車で来なかったことを後悔していた。
無理に夜通し歩くことはせず、万全の体力で戦うために夜営の準備を始める。
腰を下ろして買い込んだ食料の干し肉を齧り、火を熾す。
獣は火を恐れるがゴブリンは恐れないことを実際に目にして知っている彼は、新調した剣でどうやってゴブリンの息の根を止めるかイメージしていく。
斬って、貫いて、砕く。
頭の中で確実にゴブリンの息の根を止めたところで、剣を鞘に戻した。
11話
彼が向かっていた村は山間にある辺境の村だった。
そこに寂れた寺院があり、ゴブリンが出るから外に出てはいけないというシスターの教えを破って塀に開いた穴から一人の少女が抜け出そうとしていた。
さすがに一人でゴブリンの巣に行くつもりはなかったが、それも仲間がいれば別。
とにかく今は、今日来るらしい冒険者を案内するのが目的だった。
小さな歩幅で村の入り口まで急ぎ、無断で抜け出した言い訳を考えながらその人が来るのを待つ。
そして村の外からやって来た兜で顔を隠した彼にここがゴブリンが出る村だと教えてあげてから、値踏みするように観察した。
少女は寺院まで彼を案内したが、当然シスターに怒られてしまう。
道案内の必要を言い訳にしたせいで手まで上げられてしまい、そこは幼い子供らしく悲しみがせり上がって泣きじゃくってしまうのだった。
戦争孤児などを引き取り、せめて怪物などに追われないような生活をさせてあげたいと心を痛めているシスターは、さすがに依頼を引き受けて来てくれたのが彼一人ではないだろうと思ったが、躊躇いなく一人だと言われ、驚きを隠せない。
しかし、宿泊代だといってキッチリ払ってくれるところに信頼感を感じた。
彼はさっそく村の様子を調べに出た。
村人たちも一人っきりで来た彼に怪訝な目を向けるが、北にある山の地形や洞窟の有無などを訊ねられ、素直に知っている限りの情報を伝えていく。
山に巣になるような洞窟がないことから、いくらかの渡りが夜な夜な作物を荒らしていると思われたが、そのうち目標が村娘に変わるのは免れない。
彼はここでもお金を払って柵作りの材料をかき集めてもらい、一足早い野菜の収穫も頼んだ。
村の中を流れる川は今はせせらぎ程度の水量だが、それもゴブリンが溺れるくらいの深さにしてもらい、堀にして作戦に組み込むことにした。
彼はとにかくゴブリンの気持ちになって考えた。
姉の教えはその通りだと思いつつ、ゴブリンの思考回路をコピーしたつもりでどう襲ってくるかを巡らせた。
牛飼娘は彼が仕事に行っている間に、納屋の掃除を始めていた。
用意した部屋を使ってくれればいいし、彼のお姉さんのように強く諭せば聞き入れてくれるかもしれないが、それは酷で卑怯だと思った。
よく一緒に遊んだ子供の頃と違い、彼の心の中は複雑に絡み合っている。
ネガティブな考えを振り払おうと手を動かし続けるが、自然と涙が零れてきた。
村人たちが歌いながら収穫している時、彼は柵を立てるために杭を作っていた。
そこにまた案内してくれた少女がやって来て、興味深そうに杭の端を両方削る意味を訊いてきた。
彼が質問に答えてくれないので、少女は横に座ったり寝転んだりしながらまじまじと彼の作業を観察し続けた。
諦めて彼が杭の使用目的を話したところで、今度はシスターが近づいて来たので少女は一目散に逃げ出した。
彼は村人たちに普段通り振舞わせることで物見役の目を欺こうと考えていた。
その予想通り、一匹のゴブリンが収穫中の若い娘を盗み見ていた。
そしてギルドでは、あのロックイーターの退治依頼を受ける冒険者を募集していた。
いくつものパーティで挑むような危険な案件でも多くの参加者が手を上げ、受付嬢はこんな重大な依頼を自分が担当することに引け目を感じていた。
そして、ロックイーターに仲間を殺されたあの新人冒険者も名乗りを上げたことに参加させていいのかどうか躊躇した。
しかし、特別扱いはできないし、他のベテランパーティが一緒に行くと声をかけてくれた。
だから、彼の目が死んでいないのを信じ、依頼を任せたのだった。
12話
寺院の住む子供たちは、彼がゴブリンを迎え討つための対策作りを興味津々に覗き見ていた。
気配に気づいて彼が振り向くと、鬼ごっこで鬼に見つかったようにワッと逃げ出し、束の間の珍客の存在を思う存分楽しんでいた。
彼は柵作りを着々と進めていた。
ホブ以外では子供サイズのゴブリンばかりで、それに合わせて柵の柱の間隔を調整し、乗り越えられないよう、横に通す柱は上下に離して足場にされないように工夫した。
これを牧場にも設置してみようかと思い至ると、姉が教えてくれたことも思い出してくる。
山の稜線を指し示しながら、夕焼けが良く見えた翌日は晴れで、赤黒い夕焼けなら近く雨が降る。
この辺境の地の夕焼けは、赤黒かった。
水袋に沢の水を汲みに行き、村人たちに収穫の進捗を訊くと、明日の昼には終わるという。
そう教えてくれた老人は、5年前にあった戦よりかはましだと打ち明け、彼も自分の村のことを思い出して共感した。
あの時も、冒険者が来てくれた村だけが焼けずに済んだのだった。
坑道前には、ロックイーター退治で集まった冒険者が大勢集まっていた。
それを率いるのは、ちょび髭を生やして煌びやかな鎧を着込んだ銅等級の男だった。
槍使いは泥臭い依頼をこなしたことがなさそうなちょび髭に懐疑的な目を向けるが、ちょっとした身体の動きで、それなりの実力はあるのだろうと予想した。
この共同作戦には大剣使い率いるパーティも参加していた。
火を使うべきだ等と愚痴を漏らす槍使いを諌め、まだ幼さが残る経験の浅い仲間を安心させようと笑顔を見せ、相棒を務める女剣士にも声をかけ、兜を忘れず被るようアドバイスする。
他の3人はすぐに兜を被って準備を整えたが、女剣士だけは先に篭手を嵌めてしまっていたので、長い髪を束ねられなかった。
毎回髪を束ね忘れる女剣士に溜息を吐いた大剣使いだったが、なんかんだと結んであげる優しさを見せるのもいつものことだった。
臨時で大剣使いのパーティに加わった戦士は、剣を検めていた。
戦士がゴブリン退治の経験があると聞いた大剣使いは、自分がしたゴブリン退治のことを目を細めて思い出したが、女剣士に恥ずかしい失敗をもうしないよう釘を刺され、嫌な思い出として蘇った。
彼は作った柵を村の周りに運び、一つずつ設置し始めていた。
穴を掘り、柵を立て、木槌を振り下ろしてぐらつかないよう強度を上げる。
思考を止めるなという先生の教えに苦手意識を持っていた彼は、ひたすら木槌を振り下ろして柵を設置することだけに集中するが、一振り一振りが全てゴブリンへの憎しみに満ちていて、柵を叩いているのではなく、いつしかゴブリンの頭を粉砕しているイメージに置き換えていた。
今回、どれだけのゴブリンがいるか分からない。
単体では恐れるに足らない弱い怪物だが、洞窟に踏み入れば数十匹はいるとみて間違いない。
それを一人で退治し切るには相当な体力が必要で、どの武器が最適かも考える。
そうして戦術に迷っている間に、柵がぐるっと村を取り囲んでいた。
彼は柵を蹴り倒して出発点と終着点の間にあえて隙間を作り、準備を完了させた。
ロックイーター討伐隊は鋼鉄級の斥候を戦闘に、坑道の中を進んでいた。
一網打尽にされない程度に前後の距離を開け、どこからくるか分からないロックイーターに注意しながら進んでいく。
白磁の冒険者に威勢の良さを見せていた斥候は地面の揺れを感知し、大声でロックイーターの接近を知らせた。
直後、壁を突き破って出て来たロックイーターが斥候に襲いかかり、上半身を食いちぎった。
ハーフエルフを殺された恨みを持つ戦士は、再び恐ろしい敵と合間見えたのだった。
辺境の村では、稲光と共に激しい雨が降っていた。
全ての音を掻き消す雷雨に紛れて侵攻を開始したゴブリンの群れは、柵の情報を手に入れてこなかった斥候を無慈悲に叩き殺し、川から侵入しようとした。
しかし、底にあった木槍に気づかず、先頭の一匹が串刺しになった。
そして、何も考えず一箇所だけある柵の隙間から忍び込んで来た。
そこで待ち構えていた彼も、雷雨に紛れて迎え討った。
感想
ゴブリンスレイヤー外伝10話11話12話でした。
無邪気な子供たちと兜越しに水を飲むゴブスレの徹底ぶりにほっこりし、あっさりと食い殺された討伐隊の一人の対比が何ともいえませんでした。
戦士が復讐を果たすのか、ハーフエルフの後を追ってしまうのか。
https://www.kuroneko0920.com/archives/47926



































