目を見ただけで呪われるなら、この隠れ巨乳を見たなら一体どうなってしまうのか?
まだ先生を霊的にヤバい人だと思っている彼は素直に目を閉じ続けている。
先生は胸をさらけ出しているせいで冷気に冷やされて寒くなってくるが「冷気」を「霊気」と解釈した彼はまた少し怖くなってきた。

その時、社会的に怖い状況になった。
店内の冷蔵庫の扉を、お客さんが開けたのだった。
運悪く、ちょうど先生が胸をぶら下げている真正面の位置で商品を取ろうとしている。
その缶を取ってこっち側を見られたら、巨乳を目撃されるのは避けられない。

そうなれば密告され、クビになって充実した日々が終わる。
その時、尻を突き出して柱を掴み身体を支えていた先生の腕に限界が来た。
力尽きた先生は彼に倒れ掛かり、隠れ巨乳で彼の顔を挟んでダイブパイズリをかましてしまう。
それで先生はまた可愛く小さく喘ぎ、お客に声が届いた。

焦った彼は先生を奥に隠そうとし、手を伸ばした。
その指先が、ぴったり先生の乳首と合わさった。
指先と乳首がくっついたのは一瞬で、彼はそのまま胸を揉みしだきながら先生を押してしまった。

超絶恥ずかしくなった先生は、髪を振り乱しながら顔を伏せた。
長い黒髪がおどろおどろしくドリンクの棚に乗っかり、それを目撃したお客は怪奇現象だと勘違いして一目散に逃げ出したのだった。
彼はすぐ、呪い殺されるかもしれないと怯えながら謝った。
寒さと恐怖でガタガタ震える彼の腕は、どこかに擦って軽く血が出ていた。
それに気づいた先生は、また勘違いされそうにジッと見つめてぼそりと呟き、すぐに可愛らしい絆創膏を貼ってあげ、印象がまるで違う悩ましげで優しさに溢れる表情に変わった。

初担任になり、とにかく受け持つ生徒全員に学校に来て欲しかっただけの先生。
その頑張りが空回りし、生徒に伝わっていないだけだった。
素の先生は意外と怖くなく、むしろ可愛いと思った彼だったが、また瞬時に怖い表情に変わって不穏な一言を呟くので、どっちが本当の先生か判断しかねるのだった。

もちろん先生は、先生として自分なりに頑張っているだけだった。
































