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64話

小夜子たちの作戦を聞いた吾妻は事前に、水野たちの階下の通路にスタンバイしていた。

 

メデューサたちがうまく作戦を成功させられるかどうか望遠鏡で様子を窺っていると、心配が最悪の形になって実現し、3人が逃げようとしているところを追いつかれ、二人が海に落とされ一人が捕まったのを目撃した。

 

 

客船のスピードは時速数十キロ程度になるので、吾妻はすぐに手近にあった浮き輪を放り投げ、漂う千歌と美伊那に叫んだ。

 

 

美伊那はまだ意識が戻らず、千歌も精神的ショックと疲労で息が乱れている。

 

吾妻は小夜子がどうなったのか気にし、千歌はまだ死んでないと声を荒げて言い返した。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年41号

 

 

まだ自分たちの顔と名前が一致していないなら、小夜子から訊き出すまでは殺さないはず

 

小夜子がうまく時間を稼いでくれることを祈りながら、返り討ちにされた恨みをそのまま怒りに変え、ヤクザ共への殺意を漲らせた。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年41号

 

 

 

メデューサたちの様子をモニタリングしていた女医と高木は、吾妻がギリギリで千歌と美伊那を救出できたことに安堵していた。

 

吾妻をスタンバイさせていた予防線を張っておいたのを自画自賛し、船を止めさせて騒ぎにしないで済んだことにもため息を漏らした。

 

腕につけさせているリングのGPSで現在地を確かめると、小夜子はそのまま水野の部屋に連れ込まれていた

 

ただバイタルサインを見る限りは手当てされているようで、止血だけはきっちりされていると思われた。

 

つまり、やはり情報を引き出すために今すぐ殺すつもりはない。

 

 

刑務所ではない外部の実験では、女医たちが得られる情報は限られている。

 

それも今後の実験に活かせばいいと思い直し、ここまでの状況を整理すると、まずカチュアがトイレで幹部一人を含む4名を殺害。

千歌が幹部の二人を殺害し、ヤクザの構成員は24名。

 

水野さえ殺せば任務完了なのはメデューサたちも重々理解しているだろうが、女医は彼女たちが全員を殺すつもりだろうと予想していた。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年41号

 

 

その時、高木は驚愕の情報を知らされた。

 

相手は吾妻で、千歌によれば自分たちの情報がヤクザに漏れているらしく、スパイの存在を疑って平静を失っているという。

 

 

 

その頃あやは、映画館で刀を振るっていた。

 

何人も相手に身軽に立ち回り、時代劇の殺陣のように容易く切り捨てていた。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年41号

 

 

平構成員を全員切り捨てたあやは、ポップコーンを頬張りながら高みの見物を決め込んでいたマッシュルームカットのデブに切っ先を向け、挑発した。

 

それがデブの逆鱗に触れ、いきなりキレて襲い掛かってきた。

 

 

見た目とは裏腹にかなりのスピードに虚を突かれたあやは対応が遅れてしまう。

 

ガードが間に合わずに掌打をまともに受け、スクリーンまで数m吹き飛ばされてしまうのだった

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年41号

 

 

 

ダンスステージにいた洋子も幹部の一人と踊り、見た目通りの大人のいい女を装って隙を窺っていた。

 

無防備に腰を抱き寄せて警戒を解いたと見るや、仕掛け指輪で背中から毒を注入しようとした。

 

しかし白髪の紳士を気取っているのは相手も同じで、洋子が自分を殺そうとしていることに気づいていた。

 

単なる客に見せかけた部下が張り込んでいるのを確認した洋子は、この幹部を殺しても自分が殺されるだけで、更に自分の正体までバレていると分かったが、それでも冷静な顔を崩さなかった。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年41号

 

 

 

堂島姉妹は機関部で奮戦していた。

 

二人対多数で圧倒的不利のはずだったが、人格を変えた殺人鬼モードになっていた二人はまるで狩りをしているかのように楽しんでいた。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年41号

 

 

しかし二人も、既に自分たちの顔と名前が一致して知られていることを分かっていた。

 

隠密に動けるのが前提なのに情報が流れているとなれば女医たちがハメたのかと思ったが、そうではないと否定されたところだった。

 

そうして電話をしながら余裕の体で戦っているうちに、いつの間にか囲まれてしまっていた

 

銃火器に詳しい二人は自分たちに向けられている銃口がスパスのものだと分かり、いよいよ自分たちの分が悪くなったことを理解した。

 

慌てて逃げて散弾の一発目は回避するが、前から後ろから下から撃たれ、脱走を成功させて夢を叶えることができなくなる恐怖を感じ始めた。

 

 

 

4人をアナルウォッカで殺したカチュアはトイレに留まり、幹部から奪った携帯のメールを調べていた。

 

若頭の石黒から送られてきたメールには、確かに自分たちの名前が列記されている。

 

ただ、カレンの名前だけがなかった

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年41号

 

 

このメールの内容だけを見れば、カレンが自分たちの情報を売ったと考えられる。

 

 

裏切り者筆頭候補に挙がったカレンはその頃、まだ誰とも戦わずバーで男を侍らせていた。

著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2018年41号

 

 

感想

サタノファニ62話63話64話でした。

調査が中途半端だったせいで、千歌たちは一転ピンチに陥ってしまったので、戦力的にはとても勝ち目はなさそうですが、ここで小夜子退場かも知れません。

返り討ちに遭いそうな霧子はぶっかけられた恥ずかしい姿で殺されてしまうのか。

そして、裏切り者はカレンなのか?

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