49話
祖父母の家で世話になっているらしい美沙子に会いに行くため、彼と藤森は京都に乗り込んだ。
夕方まで藤森に付き合って観光した後、復縁するつもりで結婚指輪を改めて指に嵌め、地下鉄に乗り込んだ。
その頃、京都御所内の通りにいた美沙子は、カコと会っていた。

50話
京都にまでタイミング良く現れたカコを見て、美沙子は彼が言っていたことが全て本当だったのだと理解した。
ただカコは、美沙子がまだ彼に明かしていないとんでもない秘密を知っていた。
美沙子が彼と出会う前より彼に執着していたカコは、彼に渡して欲しいといってあるものを託し、長居せずにすぐに姿を消した。

そして、彼も待ち合わせ場所の京都御所にやって来た。
寒空の中、歩きながら話しているうちにカップルの聖地である鴨川のほとりの橋の前で足を止めた。
彼はデートで行った思い出深い江ノ島の橋を渡った時のことを思い出しながら、復縁を迫ったが、食い気味に大きな声で止められる。
そして美沙子は、彼と葵の激しい喘ぎ声を盗聴したのは自分だと暴露したのだった。

51話
美沙子が男子を好きになって執着したのは、小学校3年の時が最初だった。
その子の家を知りたくて、おおまかな住所を頼りに毎日放課後歩き回り、同じ苗字の家を見つければ、迷子を装ってチャイムを押し、一つ一つ確かめていった。
しかし、やがてその子の家を突き止めたのはいいが、本人にストーカーじみた行為がバレていたのを知った。

それでも美沙子は誰かを好きになるたび強く執着して、手に入れられるだけの情報を集めることを止められなかった。
やがて大学に入ってすぐ、何気なく話しかけてくれただけの彼に心引かれた。
デブで地味で垢抜けなかった美沙子はダイエットしてお洒落にも気を使い、周りの見る目が変わったことで自信をつけ、2年生になってから、さも初対面かのように彼と出会い直した。
しかし彼が葵と付き合い始めたので、今度は葵にも近づき、二人の行動を調べ、彼の部屋に忍び込み、盗聴器を仕掛けたのだった。

そうして何者かに傍受されてるとも知らず、二人の喘ぎを手に入れた。
それをわざわざ彼に暴露したのは、執着の対象が我が子に変わったからだという。
52話
ヒワが産まれた瞬間に執着というレベルを超えて自分の人生は我が子のためにあると思え、彼は好きな人から好きであるに越したことがない人に格下げられた。
自分も含め、一緒に育てるパートナーもヒワに全てを捧げなけれならない。
だから、父親のいない子にしないため、カコとの浮気を疑った直後、積極的にベッドの上で激しく求めたのだった。
そこまで言われた彼は、ヒワの父親としても用済みになったのだと察することができた。

彼は美沙子がいてこそのヒワだから、まだ妻の方が大事だと正直に打ち明けた。
カコにまだ弱みを握られているからか、それとも全て本音なのか、美沙子は父親の自覚がなく、危ない女に付きまとわれて子供まで危険に晒す相手とは、もうヒワを守れないと切り捨てた。

こうして、彼は本当に家族を失ってしまった。
離婚届を渡され、藤森と合流すると、彼女は封筒の中に香水が入っていることに気づいた。
香水をつける習慣のない美沙子が渡してきたその匂いを嗅いだ直後、彼は舞という女性を思い出した。

感想
監禁嬢6巻でした。
面白度☆7 ストーカー度☆8
美沙子の話が本当なら、なかなかのねちっこさですね。
好きな人に注目してもらうために自分磨きするのは可愛らしいですが、やってることは演技派の探偵みたいですね。
最後に思い出した舞がカコなのか、7巻を楽しみに待ちたいと思います。




































