オフィスで子作り
まつりは褒めれば機嫌が良くなるのが分かる、表情にも態度にも出るタイプで、そこが可愛いところでもある。
逆に凪は本心が読めないし落ち着かない相手だが、かけるの中でどんどん大きな存在になっていた。
おまけに凪は出世を現実的に考えているだけあって、周りを良く見て能力も把握し、仕事を割り振るのも先を読んで動くのもそつなくこなせていた。
言われた事しかできていない自分との違いに心がささくれ立ったかけるは、せめて妊活のチャンスである排卵日に残業することで、心乱して欲しいと思った。
その目論見を超え、凪は二人きりなのをいいことに、オフィスで誘ってきた。
監視カメラの死角も把握している凪はデスクの陰に彼を誘い、下半身だけ脱いで手早く済ませようとするが、会社内だからこそ興奮してしょうがない彼は問答無用で上もたくし上げ、たわわな巨乳を堪能し始める。

いけないことをする恋人気分で愛撫し、対面座位でぴったりくっついて中出しした。
でも事が終われば、凪はただの同僚の顔に戻り、まつりとの関係も気遣う圧倒的なビジネスライクで早く妊活が終わればいいという。
だから彼は思わず、自分に好意がないと十分分かっていても、土日も会えると誘って彼女を喜ばせた。
凪は会社に近い眺めがいい豪華なホテルの部屋を取った。
それでも甘い雰囲気になることなく、彼女はできるだけ中出しされる回数を増やすためにさっそくフェラから初めて勃起させ、彼もペースに飲まれていった。
しかし、ヤッてばかりの彼はデートらしいことがしたくて堪らず、妊活にやる気が出ないと愚痴交じりに溜息を吐いた。
それで初めてセック○以外の必要性を認めた凪は、あくまでビジネス相手の不満を解消するという名目だったが、ホテル内のプールに誘った。
全裸も見て中出しまでしてるのに、たけるは凪の水着姿と無邪気な笑顔にまた心を掴まれた。

隙がなさそうに見えて実は泳ぎが笑えるほど下手くそな一面を発見し、想像以上に楽しくなってきた。
その矢先、石清水という男が現れた。
石清水はこのホテルのオーナーの息子で、今回部屋を取ってくれた人でもあり、少し前まで凪と付き合っていた以前の妊活相手だという。
そしてまだまだ、凪に未練があるようだった。
たけるは差があり過ぎるスペックで劣等感に襲われるが、凪はきっぱりと彼が一番いい相手だと思って選んだと元彼に紹介し、早々に遊びを切り上げて部屋に戻った。
シャワーを浴びながらまたヤリ、石清水と別れた理由も聞いたが、凪が誰とも恋愛する気がないとまた分かっただけで、のめりこむほどにやるせなさが募るだけだった。
その夜、石清水に呼び出され、脅し混じりに凪と別れるよう迫られた。

だからそろそろ、まつりにバレる前にただの同僚に戻ろうと思った。
バックで突くといやらしく喘ぐ凪がどれだけエロ可愛くても、妊活に積極性を見せるとパッと笑顔を見せてくれても、関係を元に戻すいいタイミングだと思った。
チェックアウトギリギリまでキスして、手マンして、子宮の奥に注ぎ込んでも、凪はたけるをビジネスの相手としか見ないのだから。

そうして凪とヤリまくった後にまつりの顔を見れば罪悪感を感じ、そして何でもない軽口に苛立つを繰り返し、まつりとの婚約をなかったことにしたいと思い始めた。
そして次の排卵日に、凪に気持ちを打ち明けようと決意した。
しかしその前に妊娠したと嬉しそうに報告され、契約を終了させられてしまうのだった。
感想
秋の鹿は笛に寄る1巻でした。
面白度☆7 割り切り度☆9
セフレよりもだいぶドライな関係なので、それなら精子バンクでもらえばいいのにと思わなくもありませんでした。
誰でももらえるかどうかは分かりませんが。
奈落の羊以来のこのタッグ作品を読みましたが、エロさと現代社会の闇っぽさは健在ですね。
今回は主人公のたけるが、あまりに考えなしの癖に悩み出せばネガティブに傾きやすい性質なのが、めんどくさいですね。
https://www.kuroneko0920.com/archives/61545


































