
終末のハーレムファンタジア8話
ネタバレ感想
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叔父に反旗を翻されたアルクは、ウェンヌを連れて命からがら逃げ延びた。
マハトの力で手懐けた犯罪者やケモミミっ子に協力してもらい、城の現状を知った彼は何を思ったか、城に戻ることを決めたのだった。
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8話
草木も眠る丑三つ時。
ウェンヌたち女性陣3人がスヤスヤと無防備に眠りこけている中、すっかりたくましい体つきになったアルクは外に出て剣を振るっていた。
しっかりと踏み込み、体重を乗せた一閃はヒュンヒュンと音を立てる。
そうして上半身裸で汗を流しながら、一体どれだけの周辺諸侯がトゥートに寝返るだろうかと思いを馳せた。
それも気になるが、冷血ではないアルクはタミィやリロ、途中で囮になってくれたマッシュルームカットのピピンの安否が気がかりだった。
一息ついたその時、アルクの背後に小さな雷雲のようなものが出現し、中から褐色の手が飛び出してきた。
気配もなく現れたのは、アルクの童貞を奪って黒竜に生まれ変わらせたラティで、久しぶりに会うなり股間をまさぐり、首筋をペロペロ舐めて痴女らしい挨拶をした。

アルクの味やマハトの具合を軽く堪能したラティは、まだウェンヌと最後までしていないことを見抜き、いやらしく微笑んだ。
もちろん、アルクとしても自分を好いてくれるエロ可愛いメイドとしたくないわけがなかったが、まだまだマハトの全容が分からない以上、ウェンヌの中に突き入れて注ぎ込んだら何が起きるか分かったものじゃないので、今は自分を研究している段階だった。
あえてマハトについて詳しく教えないラティは、アルクの慎重さを褒めた。
教えてもらえるならさっさと教えて欲しいアルクは、最後までヤったらどうなるか訊ねた。
しかしラティは焦らすのが趣味なのか、教えられない理由があるのか、そういう教育方針なのか、自分の国を作ったときに試せばいいと答えるだけ。
結局、無闇やたらに使ったら危ないものだと仄めかすように、慎重に取り扱うのが賢明だと言い残して闇の中に消えていった。

いい尻だけ見せつけ自分だけマハトを舐め取っていったラティに、アルクはもやもやしたものが残った。
一方アノールに牙を剥いたトゥートは、病に伏せる兄を見下ろして勝ち誇った顔を見せていた。
ずる賢く領地を奪っておいて自分こそ領主の器だとほくそ笑んでいると、ガシャンと何かの大きな音が。
どうやらセクシー秘書のティアが帰ってきたようだ。
この勢いに乗ってティアの体も手に入れたいトゥートはどこへ行っていたんだと訊いてイラつくが、つまり、秘書の動向を把握し切れていないと白状しているのと一緒だった。
ティアは軽く受け流しつつ、周辺諸侯の書状によると、およそ半数が味方についたようだと報告。
思った以上の少なさにトゥートは舌打ちをするが、まあ見せしめで一つの家をぶち壊してやればいいかと考えた。
周辺諸侯はそれでどうにかなるとして、イスティシア家とも懇意になっておかねばと思い、いけしゃあしゃあと叔父のアルゲスの後ろ盾を得る方向性を打ち出した。
その時、外が騒がしくなり始めた。
一体何事だと思っていると、兵士の一人が駆けつけ、アルクが討ち入りにやってきたと報告が入った。
驚いたトゥートはまず討ち入りの規模を確認したが、なんとアルクは他にウェンヌとケモミミしか連れていない3人ぽっちだった。
そんな無謀な戦いを挑んできたことに片腹痛くなったトゥートはバカ扱いし、これで完全に領地は自分のものになったと思って高笑いした。

精鋭3人のアルク隊は、兵士に囲まれても一向に引けを取っていなかった。
一対一の戦いなら兵士など赤子の手を捻るが如く打ち負かすアルク。
ケモミミは身軽に宙を舞い、大きな盾を一撃で弾き飛ばす。
ウェンヌはメイドなのに強いというギャップもあり、底知れぬパワーを恐れられていた。

大の大人の兵士たちが少年や小柄な獣人、メイドに次々倒されていく様は、戦いは数ではなく質が最も大事だと証明しているようなものだった。
だが、3人はさすがに一騎当千というほどでもなく、何十人にも囲まれる前にひと気のない中庭に移動して人質たちの元へ急ごうとした。
その時、トゥートの怒号が轟いて3人は足を止めた。
堂々とバルコニーに姿を見せたトゥートはアルクを目の前にしてこれでもかといやらしく笑い、わざわざやって来てくれたことを喜んだ。
それは、アルクも同じだった。
無防備に姿を現したのなら討ち取ればいいだけ。
アルクは剣を構えて果敢に走り出した。
しかし、動くなの一言で本当に動けなくなってしまった。
もちろん言葉に魔力が込められていたわけではなく、バルコニーの下から人質にされていた可愛いメイド二人が出てきたのだ。
ウェンヌは同僚であり友達二人の名を叫ぶ。
悪役らしくゆっくり階段を下りながらグダグダ喋るトゥートに構わず、人質二人は健気に自分たちのことは気にしないでいいと叫んだ。




































