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30話

東京に現れた巨大ロボット。

 

テレビの中のレポーターはアニメかハリウッド映画かと驚きのままに表現した。

 

パパとママは巨人の次に巨大ロボットが現れたことでさすがに脂汗を流し、零はいやいやいやと強すぎる悪意に言葉を無くした。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2019年7号

 

 

全身ゴテゴテの巨大ロボットの歩みを阻むものはなく、悠々と渋谷の街を闊歩しながらミサイルか何かも分からない未知の攻撃をビルにぶちこんだ。

 

一撃で吹き飛んだビルの瓦礫が街中に散らばり、自衛隊員たちは雨あられと降ってくるコンクリートの塊から逃げ惑い始めた。

 

拳大の欠片でも頭に直撃すれば、死は免れない。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2019年7号

 

 

ロボットは容赦なく遠距離攻撃を放ち続けてコンクリートの雨を降らし続ける。

 

ヘリから中継しているリポーターは為すすべなく逃げ惑う自衛隊員を映して絶望的な状況になっていることを伝え、不安を煽る。

 

渋谷が地獄絵図に変わっていくと表現したところでCMに入ると、すぐに緊急速報ニュースになり、総理大臣の声明が発表され始めた。

 

 

観ていても仕方なくなった零はもちを連れて部屋に戻り、スマホでネットニュースを確かめ、総理が自衛隊の総力を結集して対応するらしいと分かった。

 

不安しかない零は溜息を漏らしてからそのニュースのコメント欄を見てみると、多くのコメント民がパピコを解放しろ、パピコを釈放しない政府は虐殺者だと書き込んで荒れに荒れて炎上していた。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2019年7号

 

 

東京が本当に壊滅するかもしれない状況になってパピコ信者が一気に増加し始めたとしても、政府が死刑を宣告した人間に助けてもらうことなどするはずがなく、発表通りに自衛隊の戦力が渋谷に集結していった。

 

その頃には渋谷は火の海に変わっていて、ロボットは新宿方面に侵攻していた。

 

するとETEの掲示板では渋谷壊滅に賛辞するコメントが溢れ、人間の悪意を証明していた。

 

 

そしてついに戦闘機や戦車が一体の巨大ロボット相手に一斉攻撃を開始。

 

すると意外にもそれなりのダメージがあるようで、ロボットはグラついて侵攻の勢いを無くし始めた。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2019年7号

 

 

ただ、人類が作り出した砲弾を少し食らったくらいでは破壊されず、反撃で一気に戦闘機を撃墜し、戦車はただ歩みを進めればひっくり返るか潰されるかで戦力差は圧倒的だった。

 

その頃にはユーチューバーがここぞとばかりにパピコ解放論をアピールした動画をアップして再生回数を稼ごうと浅ましい行動に出始めた。

 

直後、リビングにいるパパのテンション高めの声が聞こえてきたのが零が行ってみると、とにかくありったけの弾を撃ち続けている自衛隊が善戦しており、ついにロボットの腕をぶち壊して倒したのだった。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2019年7号

 

 

総理はすぐさま作戦成功だとアピールする会見を始め、パパは拍手喝采で見下していた政府や自衛隊に対して偉そうに賛辞を送った。

しかし、零は手放しに喜べなかった。

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