一方で曙も真剣に選んでいたが、こんな水着試着なんてアンラッキースケベが起きるに違いないと思い、ビキニ系なんて選べたものじゃなかった。
その中で、全く露出していない一着を見つけたので、着替えて彼に見てもらうことに。
全身を隠せるウェットスーツだったが、身体のラインも乳首もくっきり出るほど薄手だとは気づかず素肌のままで着て、彼にぷっくり突き出ているのを見られてしまう。

結局持ち合わせがなかった曙だけ買わず、エレベーターに乗って一階へ向かい始めた矢先、停電か何かで緊急停止して閉じ込められてしまった。
非常電話も繋がらないが、焦っても仕方ないので大人しく復旧を待つことに。
無駄に焦らないのはいいが10分経ってもうんともすんとも動かないので、いい加減だるくなって自分の部屋みたいにくつろぎ出す面々。
そこで紫子は暇潰しに、おあつらえ向きな心理テストを出題してみた。
気づいたら密室に閉じ込められているのが分かったあなたは、まず何をするか?
1.声を出して助けが来るのを待つ。
2.じっとして冷静に部屋の中を観察する。
3.使えそうな物を探して脱出を試みる。
彼は1、雲母は3、曙が2を選ぶと、紫子はニヤニヤしながら何が導き出されるか答えた。
1は正常タイプで落ち着いた雰囲気でするのが好き。
3は大胆な騎乗位好きで、積極的な姿勢がきっと二人の愛を燃え上がらせるはず。

2は奥手ながらも攻められるのが好きで、バックで二つの穴を同時に見られることでより興奮するタイプ。

つまりこれは、エッチの時にどの体位が好きか判明する心理テストだった。
経験無しの3人は正解かどうかも分からず、曙が強く言い返したその時、彼女はやけに暑くて汗をだらだらかいていることに気づいた。
いつの間にか空調まで止まっていたのだ。
最初に我慢できなくなった紫子が、大胆に服を脱ぎ始めた。
彼に構わず買ったばかりの水着に着替えると言いながら、本当に裸になって清楚系の水着を取り出した。

本当に羞恥心なく着替え始めた紫子に呆れる雲母だったが、よくよく見れば自分のシャツも汗塗れで巨乳を包み込むブラが透け透けになっていた。
紫子は問うた。
大人しめの水着姿と、汗まみれの透けブラ姿のどちらが不健全なのかと。
雲母は言い負かされた気がしたが、張り付いたシャツが気持ち悪いのも否定できず、紫子の煽りに乗って水着が入った袋を抱えて立ち上がった。
彼は背中を向けていたが壁に薄っすら着替えシーンが映り、想像力のたくましさを抑えるのにも必死にならなければならなかった。

雲母も着替え終わって半分が水着になったところで、曙が口を開き、この停電は自分のせいに違いないと言い出した。
アンラッキースケベ体質なのを改めて説明し、自分のトラブルに巻き込まれる形で閉じ込められたことを謝り、自分は誰かに誘われるべきじゃない人間だとまで卑下して膝を抱える。
すると雲母は逆に、今の告白で逆に安心したと答えた。
ぶっとんだ自己紹介の理由も分かったし、そもそもエグゼロスなのだから、エッチな状況に追い込まれることなど慣れっこ。
紫子も彼との出会いは今よりもっと過激だったと明かし、彼も曙を励まし、心の重荷を軽くしてあげた。
曙は汗と一緒に感動の涙を流し、サイタマ人の温かさを知った。
直後、曙の心に感応したかのように電気が復旧したのだった。
結果的に何事もなくエレベーターが動き出してホッとしたのはいいが、水着になった女子二人と上半身裸になった彼は慌てふためき、わちゃわちゃと着替え直そうとし始めるので、曙が気を利かせて閉ボタンを押そうとしたが紙袋を踏んづけて滑ってしまった。
それでちょうど全裸になっていた二人に突っ込んで引き寄せ、尻と尻でキスさせて自分は間に顔を突っ込み、両腕を股間に挟むというド級のスケベを発動したのだった。

ずっと背中を向けていた彼は、女版の自分だと評された曙が何をしでかしたのか気になって仕方なかった。
無事にエレベーターも着いて人がいないのを確認した彼は、曙がまだアンラッキースケベを継続していることも気づき、近くの服屋さんに走ってTシャツを買い、彼女に渡してあげた。
また曙だけ、シャツが透けてブラが丸見えだったから。
彼の優しさに触れた今日、新妻みたいな意味深な一言で感謝した曙。
しかしこの夜、キセイ蟲の女王のところにいた曙は、怪しげな女に怪しげな薬を飲まされそうになっていた。
感想
ド級編隊エグゼロス29話30話でした。
メイドの曙はどうやら悪い人間ではないみたいなので、おそらく盗まれたエグゼロス装置でスーツを身に纏った時に限り、岩津の傀儡になってしまうのでしょう。
そして次回はおそらく修学旅行編でしょうし、アンラッキースケベが大暴走することでしょう。
https://www.kuroneko0920.com/archives/58250



































