33話
今夜も新スーツに身を包み、キセイ蟲の残党狩りに精を出していた烈人。
仕事を終えておじさんに報告した直後、曙そっくりのメイド風スーツの美少女が、またしてもエグゼロスを奪いに現れた。
そして防戦一方に追い込まれた烈人は普通の傘にしか見えない武器に為すすべなく倒され、意味ありげな台詞で見上げるアングルにされた。

だが街中での戦闘に気づいた人々が騒ぎ出し、メイド美少女はすぐさま逃走したのだった。
その時、なぜか折り鶴を一つ落としていった。
ともあれ、エグゼロスを奪われずに済んだ彼がホッと一息つくと、心配した通行人が声をかけてきたので、爽やかな笑顔で答えようとしたその時、ボロボロにされたスーツが完全に消え去り、一般人の前で股間をさらけ出してしまうのだった。
ボロボロの体で帰った彼は舞姫に手当てされながら、持ち帰った折り鶴をメイド美少女の正体を突き止める手がかりとして皆に見せた。
そもそも百花は、見た目もそっくりでエッチぃことが苦手な例の転校生と同一人物としか思えず、手っ取り早く辱めることを勧めるが、直に接している彼としては、そうは思えないところ。

いつエグゼロスを奪われるかも分からない状況なのに悠長な態度の彼が責められると、すかさず雲母もやって来て、同じ班になった曙には修学旅行中に探りを入れておくと約束して助け舟を出した。
それであっさり引き下がった百花はしかし、チャチャにある任務を与えて予防線を張ったのだった。
翌日。
雲母は女子更衣室でのお着替え中に、最近遅刻が多いことを親身に心配している感じで曙に話しかけて、それとなく探りを入れてみた。
あからさまにきょどった曙は、本当か嘘か朝が弱いタイプなのだと答える。

そこにはあえて突っ込まず、雲母は修学旅行の打ち合わせのために家にお邪魔したいと持ちかけて見たが、曙は更にきょどって、急でも急じゃなくても困ると言い訳しながら焦りまくり、下着姿のまま廊下に飛び出そうとした。
それで偶然通りかかった彼に見られ、叫ぶアンラッキースケベ。
どう見ても、怪し過ぎた。
そんなこんなで曙について探れないまま、修学旅行当日が訪れた。
空港に直接集合する段取りで始まった旅行の朝、お寝坊さんらしい曙でも、彼と雲母よりも早く集合していた。
そして生徒たちが集まってから担任の織田先生が一言注意するが、誰よりもはしゃぐその姿に説得力も教師の威厳も何もなかった。

そしてあっという間にオキナワに到着し、本土とは違う開放感と陽射し、暑さに洗礼を受ける雲母たち。
一方、ベルトコンベアーから荷物を取った彼は鞄がなぜかもぞもぞ動いているのに気づいて中を見てみると、ぬいぐるみに擬態したチャチャが飛び出してきた。
あの時、百花が出した任務とは、修学旅行にお目付け役として同行することだったのだ。
海を越えたここで帰すこともできず、仕方なく鞄の中で大人しくしていることを条件にチャチャを連れて行くしかなかった。
空港からはそれぞれ班毎の自由時間になり、彼らはさっそくビーチへゴー。
ただ曙だけはアンラッキースケベを恐れて、パラソルの下で大人しくしていた。
それでも事情を知っている雲母に誘われて勇気を出し、パーカーを脱いで中学時代のスク水姿を披露したが、その水着姿は特に気にしないメンタル構造だった。

































