76話
何が何だか分からないうちに、栗栖から拒否されてしまった中村弟。
一方的に男を感じると言われた彼は部屋を追い出され、廊下に押し出されてしまうのだった。
今のところ、そんなに危険視される覚えがない彼は南條に相談すると、あの薬のせいだろうとあっさり打ち明けられた。
ついさっき南條の部屋を訪ねた栗栖が、中村に男を感じてどうしようもないのでどうにかできないかと言ってきたので、南條が適当に薬を渡した結果、栗栖は男に免疫がない可愛い大人女子から男ヘイトなめんどくさい女になってしまったのだ。
そんなところに現れた天真爛漫な大村先生が彼に晩御飯について訊こうとすると、栗栖が近づくなとがなり立てるので、彼は戸惑いつつも大村に説明。
そこで実は、大村が栗栖とは大学の同期だと明かし、あの男への厳しさは当時を思い出すと振り返り始めた。

ナンパナンパの連続でモテまくりだった栗栖がしつこいうるさい男というものに辟易していたある日、終電を逃してさてどうして夜を明かそうかという日があった。
カラオケも男がいるから嫌だというので大村が困ったその時、前方に家に入っていく若夫婦を発見。
その旦那の方が従兄弟の田中甲だと気づいてまっしぐらに抱きつき、立花千鶴改め田中千鶴になった新妻の視線もなんのそのはしゃぎ、ポニーテールで感情を示した。

その犬を彷彿とさせる愛らしさに、千鶴も心を掴まれた。
夫の従姉妹なら愛でる対象。
しかも宿が無くて困っていることを話すと、従兄弟夫婦は女子大生二人を家に泊めてあげることにしたのだった。
と言うことでホッと一安心できた大村は借りた部屋着に着替えるが、栗栖は助けてくれた友達の従兄弟への敵視も抑えられないうちに、寝る前のおトイレへ立った。

そして、少し戸が開いた部屋の向こうから漏れる灯りと話し声に誘われ、新婚夫婦の寝室を覗いてしまったのだ。
まさに二人は子作りをおっぱじめようとしていたところだった。
夫が後ろから妻の乳を揉みしだいて乳首が十分勃起しているのを確かめ、お互いに愛を伝えながらベロチュー。
そして妻を正常位にした夫がパンツを脱ぎ、飛び出したグロテスクな肉棒までしっかり見てしまった栗栖は恐怖を覚え、より男への苦手意識が強くなったのだった。

































