しかしかしかし、風呂から上がると塾に通わせてもらっておいて不甲斐ない弟がゲーム機を取り上げられて泣き叫んでいた。
その悲しみと怒りはどうしようもない姉に向けられ、お前と卑怯者呼ばわりされ、ゲームしたいがために弟から死を望まれてしまうのだった。

そんな息苦しい家庭環境でも、寛からデートに誘われればオールOKになれた。
とみ子以外の里虹と瑠奈にいつもと違う髪型をセットされ、いざ放課後デートに気合を入れた。
相変わらずのデブの悪態が差しこまれてくるが、寛への惚気を引かれるほど語ってから校門前で待ってくれていた彼と合流。
一花の話題は早々に斬り捨て、好き好きオーラを溢れさせながら隣を歩ける幸せを噛みしめた。

バッティングセンターに誘われた寛もナイスバッティングを披露してはしゃぐが、ストラックアウトは適当な理由をつけて拒否した。
その後は、ブラブラとショップを見て回る他愛ないデートを楽しんだ。
しかし、奈々とかいう寛の元カノが現れ、お互い呼び捨てで仲良さげに話し出すものだから、かなえの心中は穏やかではいられなくなった。
なにせ、明らかに今カノをさり気に煽る言葉を言い放ったのだから。
たちまち闇に包まれたかなえは帰るなりすぐ、寛から聞いた元カノのフルネームを検索しまくり、奈々のSNSを突き止めた。

そして翌日、偽りの友達3人に元カノにどんな言葉を吐きつけられたのか話し、同情を買った。
だがやはり、かなえが気に入らないとみ子は寛のノーフォローな態度は乳目当てのキープだからだと決めつけ、何が何でもドン底に突き落そうとする。
蜘蛛の糸にしがみつく亡者に自分を重ね合わせたかなえは、寛は天の助けだと崇めていた。
心身共に醜いとみ子の執拗な暴言に我慢できなくなったかなえはついに、胸と腹が同じくらい突き出ているデブに手を上げてしまうのだった。

その致し方ない暴力により学校から報告を受けた母を怒らせ、髪を引っ掴まれて家から叩き出されてしまう。
裸足で寒々しい団地内に放り出されたかなえは、鳴海のいない孤独の中、デブの言葉に動揺させられたまま寛にメッセージを送った。
まさか寛が、鳴海の奇襲により苦しんでいるとも知らず…

感想
君に愛されて痛かった3巻でした。
面白度☆7 醜い度☆9
とみ子も適正体重ならここまで心も醜くならずに済んだかも知れませんが、やはり自制できない人は自己中な欲望を外に出してしまいがちになるんでしょうね。
今回は出番は一瞬でも、弟の姉に対する罵倒がグサッときました。



































