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106話

真聖教団が作った建物は、それだけで一つの町のようだった。

 

いわば現代のモンサンミシェルか。

 

 

要塞のような雰囲気を放つ中は多くの店が入っており、人々で賑わい、外とは別世界のようだった。

 

甲州九龍城とも呼ばれているここに侵入していた羽黒警備隊にとって、村自体も敵のようなものだった。

 

真聖教団が村に多くの利益をもたらし、もはや教団無しでは立ち行かない状態になっている以上、この地域を支配しているのは教団と言えた。

 

2か月前から調査を開始した警備隊は確かに真希の姿も確認していたが、周りに一般住人の目があるせいで、今まで接触できずにいた。

 

だが今夜、フルーツ屋の店員としてこの村で生活しているスパイに教団内部へ潜入する手筈を整えてもらっていた。

 

 

堅気には見えないその顔で隊長が合い言葉をかけると、女も営業スマイルを潜めて合い言葉を返した。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年42号

 

 

店の裏口から一歩出れば、まさに迷路のように通路が四方八方に伸びていた

 

 

五菱から派遣されている友坂えりによれば、真希を確保した後は建て増しだらけの建物の隙間を縫って外に抜け出せ、ろくに灯りもない田舎の暗闇になるので逃走は容易いという。

 

 

たった二カ月で教祖にまで気に入られたと言う友坂。

 

信者にしか顔を見せないらしい教祖について隊長が訊こうとしたその時、暗闇の奥から足音が響いて来た。

 

まだ閉店時間じゃない今、こんな場所をうろついているのはメデューサくらいしか考えられない。

 

友坂は早く隠れるよう促すが、羽黒のメデューサを簡単に捕らえたことで殺人鬼と比べても自分たちの方がはるかに強く、所詮女に負けるはずがないと自信過剰になっていた彼らは、まるで危機感を抱いていなかった。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年42号

 

 

対メデューサ用に編成されている自分たちがあっさりメデューサなど捕らえて見せると、誰よりも自信たっぷりに語るパンチパーマ

 

その彼がもう一歩足を進めた直後、あっさり括り罠に足を絡め取られ、無様に逆さ吊りにされてしまうのだった。

 

 

腕っぷしは強くてもバカに訪れた、灯台下暗し。

 

パンチを下ろそうとしているうちに、足音の正体がお互いの顔を視認できる距離まで近づいて来た。

 

デカいハンマーを持っているかなり高身長なメデューサだった。

 

 

ハンマー女は無言でハンマーを振りかぶって襲いかかってきたが、狭い通路ではあっさり壁に突っかかった。

 

帽子の警備隊員はその場に応じた立ち回りもできないのを見て、所詮戦いでは素人だと思い、ナイフで仕留めようとした。

 

しかしハンマーは壁を抉りながら振り抜かれ、帽子とパンチの顔を粉砕したのだった。

 

ハンマー女こと桜川円は、2mを越える巨漢のエドモンド・ケンパーを宿していた。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年42号

 

 

 

いきなり二人もぶっ殺された警備隊は混乱に陥り、友坂の案内で近くの部屋に逃げ込んだ。

 

その部屋は多くの人骨が並べられている、恐ろしい標本部屋かコレクション部屋のようだった。

 

 

頭蓋骨まで並んでいるのを彼らが見た直後、天井からガスが噴き出してきた。

 

この部屋の主はガスマスクとセクシーな肢体をさらけ出しながら現れた根津遊理で、ミルウォーキーの食人鬼と呼ばれて屍姦や人肉色を行ったジェフリー・ダーマーを宿していた。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年42号

 

 

 

何とか動けた隊長は部屋の外に脱出できたが、いつの間にかもう一人の部下と友坂の姿が見当たらなくなっていた。

 

呼びかける隊長の声が聞こえていたおかげで、友坂は目の前でスタンガンで痺れている男の名前が木場だと分かって嬉しかった

 

潜入生活早々に教団に正体を見破られていた友坂は既にメデューサになっており、警備隊を一網打尽にするため演技をしていたのだった。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年42号

 

 

そして警備隊の中で一番タイプだった木場と二人きりになれたチャンスですぐに発情し、彼の下半身をまさぐり始める。

 

木場はこんな状態で勃起するわけがないというが、友坂は肛門にぶち込んで前立腺を刺激する器具を持っていたので問題なかった。

 

そして無理やり尻穴を押し広げられて敏感な所を刺激された木場は強制勃起からの騎乗位で犯され、稀代のシリアルキラーであるテッド・バンディを宿した友坂えりと一緒にメスイキした。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年42号

 

 

 

隊員全員を失い、一人になった隊長は、どこに行けばいいかも分からない通路をフラフラと進んだ。

 

程なく、教団所属のメデューサになった真希と遭遇し、神業級のライフルの腕により始末された。

 

 

 

警備隊が返り討ちにされてから一か月が経った。

 

 

教団とずぶずぶになった神無村にある高校に、一人の転校生がやって来た。

 

根津や桜川がいるクラスにやって来たのは、空木ちかと名乗る千歌だった。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年42号

 

 

感想

サタノファニ104話105話106話でした。

押し付けのレクリエーションではありますが、西もちゃんと考えての企画だったんですね。

カチュアの過去話は重かったですが、彼女たちのパーソナリティはもっと知りたいです。

そして、千歌がフグを食べたことがないというのは、何かのフラグなのか…

友坂えりのモデルは、おそらくともさかり〇さんでしょう。

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