エグ過ぎるゾンビ化
翌日、今日は珍しくミカ抜きの3人だけでヤっていた。
これまた珍しく、脳筋タイプのミカは風邪ッぴきで部屋に引きこもっていた。

ともあれ、ミカが病気になったことで、彼女たちは薬の必要性にも気づき、次の調達物資は薬も含めようと話し合った。
その頃、布団に包まっていたミカは原因不明の寒気と咳に襲われていた。

更に、体中に感じる異様な痒み。
我慢できずにぞわぞわするところを掻きむしっていると、いつの間にかシーツが血だらけになるほど皮膚が破れ、手が赤く染まっていた。
そして、シーツの中の自分の身体を見て、目を疑った。
直後、おかゆを作って来てくれたスミレが入ってきてしまった。
血だらけに驚いたスミレはおかゆを落とし、貴重なお米をぶちまけた。
そんなことより、ミカは青ざめるスミレに大丈夫だとごまかすのに必死になった。
スミレも平静を取り繕い切れないまま、おかゆを作り直してくると返し、そそくさと出て行った。
そしてミカは、ギリギリで追いつかれた時に太ももを引っかかれたことを思い出した。

痛みがなかろうが血が出なかろうが、ゾンビの攻撃をその身に受ければジ・エンドなのを嫌でも知っているミカは引っかき過ぎただけだと言い聞かせ、シーツに包まって震えた。
スミレが戻って来て話を聞くと、3人でまた麻雀を始め、敗者を決定させた。
この時ばかりはカナエは一番にアガれても、涙が止められなかった。
逆にラストになったタマキは潔く覚悟を決めた。

ここで情に流されたら、全員がジ・エンドなのだから。
タマキは気丈に釘バットを握るが、やはりどうしても切る牌を違うかったらとたらればを考えてしまわずにはいられなかった。
静かに戸を開けると、シーツに包まって背中を向けているミカは「誰?」と話しかけた。
まだ起きていることにタマキが驚くと、声でタマキだと分かったミカはまだ侵され切っていない顔半分で振り返り、一発で楽にして欲しいと頼んだ。
そして、少しでもヤリやすいようにまた背中を向ける気遣いを見せた。
その辺りで自我を失い始めたミカに、タマキは躊躇せずに釘バットを振り下ろしたのだった。

これが彼女たちの生きている世界だった。
仲間でもゾンビになると分かれば、情けをかけずにゾンビになり切る前に命を奪う。
むしろ、ゾンビとして彷徨わせないことが優しさなのかも知れない。
こうして、圧倒的な身体能力のミカの調達に頼れなくなった3人は、学校から拠点を移すことを決めたのだった。
次に決めた行き先は、まだ食料が多く残されていそうでふかふかベッドもあるラブホ街だった。
感想
JKオブ・ザ・デッド1巻でした。
面白度☆7 麻雀度☆7
要所要所の麻雀で大事なことが決められていくので、麻雀好きなら面白さがかなりアップすると思います。
1巻では、ラブホでの休息から雀荘メンバーとの出会いからなんやかんやあって、そこを旅立つまでが収録されています。
一番驚いたのは、表紙の子が真っ先に死んだことですね。



































