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10話

藤花の夫の健に骨抜きにされ、完全に手の平を返したレイ。

 

嫌な予感をしていたとは言え、信頼していた相手のまさかの言葉に、藤花はあの祭りの夜に何があったのかをまず知りたくなった。

夫を噛む
著者名:水瀬マユ 引用元:夫を噛む10話

 

 

事情を聞いた和子と結月も、ただならぬ雰囲気に軽々しく励ますこともできない。

 

 

そして友人の夫と浮気したレイは、藤花を追い返すように接した也シャワーを浴び、一向に返ってこない健へのメッセージを見返した。

 

鏡に映る、健がまさぐったまだまだ若い身体。

 

レイはあの夜の感触と冷たい目を思い出し、風呂上がりに自分を慰めてまた汗をかいた。

夫を噛む
著者名:水瀬マユ 引用元:夫を噛む10話

 

 

 

風俗ではない素人と浮気を繰り返し、スッキリしたところで別の友達と会うと言って出かけたレイは、未だに夫の疑惑の目に気づかない。

 

例の出回っている流出写真が妻に見えて仕方ない高雪は、田舎の噂にならないよう、業者に頼らずに祭りで知り合ったばかりの和子の元夫、勝基に連絡を取った。

 

 

今になって高雪が蓮澄の名士だと知った勝基は緊張するが、そんなことはお構いなく、高雪は妻の様子がおかしく離婚を考えていることを打ち明けた。

 

直前の妻にそれらしい兆候があったのかどうか。

 

離婚経験者の先輩として訊かれた勝基は、全面的に自分に原因があったことから特に有益なアドバイスもできなかったが、既に妻の浮気相手の目星もついていると聞かされると、我が事のように怒っていいリアクションを返したのだった。

夫を噛む
著者名:水瀬マユ 引用元:夫を噛む10話

 

 

 

言い訳のできない証拠を掴むべきだとアドバイスされた高雪は、急に優しくなった割にはボディタッチを嫌がるのに確信を強め、下着が派手になっていないかも調べることにした。

 

 

レイの留守を狙い部屋に入った高雪は、部屋のレイアウトが変わったのかどうかもよく分からないまま、チェストを開けてみた。

 

そもそも、セック〇レスなのだから、最近のレイがどんな下着をつけているのか分かるはずもなかったが、さすがに大事なところに穴が開いていて脱がずにできる一着は、浮気の兆候通りだと思い、写真に撮った。

 

直後、窓に映った自分の醜い姿に気づき、空しさに襲われたのだった。

夫を噛む
著者名:水瀬マユ 引用元:夫を噛む10話

 

 

出かけたレイを尾行もしてみたが、喫茶店で誰かをずっと待っている様子でも、結局何時間経っても約束の相手は現れなかったのに、妻の表情は恋する乙女のそれだった。

 

 

一週間経っても確固たる証拠を掴めなかった高雪は勝基に煽られ、仕事上の適当な理由をつけて健を我が家に呼び出した。

 

呼び出し、また仕事上のこだわりで数時間待たせ、その間に妻と何か事を起こした場合に備え、密かに音声記録を作動させたスマホを置いて仕事部屋に戻り、レイと二人きりにさせた。

 

しかし爪が甘すぎて、用心深い健はスマホの罠に気づいた。

 

まだ夫に気づかれているなど知る由もないレイは、我が家に健がいることに舞い上がり、冷たい目にゾクゾクし、言葉を発しない彼の命令に違和感も持たず、戸惑いながら従っていく。

 

扉一つ向こうに夫がいる背徳感、バレるかも知れないドキドキ、生来のドM気質に抗えず、レイはスカートをたくし上げていやらしい下着を披露した

夫を噛む
著者名:水瀬マユ 引用元:夫を噛む10話

 

 

生まれた土地や育った土地という本人にはどうしようもないことで人を値踏みし、都会に住めば自分の価値も上がると勘違いし、田舎者というだけで見下す健は、名士の妻でさえ自分には簡単に従うことにほくそ笑み、どんどん増長していった。

 

自分が救いようもないクズでゲスなのを顧みる能力がない男は、声を出さずに醜く笑った。

夫を噛む
著者名:水瀬マユ 引用元:夫を噛む10話

 

 

 

結局、証拠を掴めなかった高雪は、レイに多くの財産を持っていかれることを覚悟で離婚を切り出す決意をした。

 

人を疑って、ましてや妻を疑う辛さと惨めさに疲れた高雪は、悠々自適で自分の趣味のモノに囲まれる暮らしの楽しさに考えを切り替えようとした。

 

本人の決意にあれこれいうつもりのない勝基はただ、人の妻を寝取るゲスには自分と同じように、相応の報いがあるはずだと信じた。

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