
インフェクション
152話153話ネタバレ感想
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保菌者と晴輝部隊の戦いは佳境を迎えていた。
足と知能を発達させた保菌者に手も足も出ない晴輝、合理的に進化した3体に吹き飛ばされたながみん、轟はエリックを抑えるので精一杯、山田は弓矢が利かない相手に成す術がない。
果たして、作戦失敗で全滅させられてしまうのか…
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152話
晴輝に振り抜かれた一閃は確かに彼の身体を切り飛ばすかに見えた。
しかしライフルを盾にしての彼はバックステップでギリギリ受け止め、初めて斬撃を受けて生き残った一人目になった。
保菌者もまさかの攻撃失敗に驚き、離れて見ている隊員たちも見えない攻撃に耐えた彼に驚いた。
そして圧倒的に集中力を研ぎ澄ませていた彼は、目にも止まらぬ速さの攻撃がついに見えていた。

ビルをも一刀両断する右足から繰り出される攻撃の肝は、複数の関節と爪先から伸びるブレードのようなしなやかな爪。
足の振りが速いほどブレードのスピードも跳ね上がり、常人には動きを目で追うことさえ不可能だが、彼はしっかり見切れた。
神城のトレーニングで人体の動きを見切ることの重要さを知った彼は、異様な進化をした保菌者の動きでも見切れるようになっていた。
それでどうにか一撃必殺の攻撃を躱せたが、相手にとっては些細な問題でしかないことも分かっていた。

彼が一気に間合いを詰めようとすると保菌者は即座に飛び上がって距離を開け、一飛びで何十mも離れた。
その対応の早さもあり、彼は相当に高い知能を供えていることを改めて確信した。
象と比べるより大きな体格差だけで、保菌者の圧倒的有利は揺るがない。
おまけに長いリーチを活かしてブレードを振り回していれば、いずれ当たる可能性も十分にある。
保菌者は一度防がれたからといって考えなしに動かず、冷静に距離を取り続けて執拗に攻撃を繰り返し続ける。
近づいて急所に確実に銃弾をぶち込むしか勝機が見い出せない彼は、メット以上の強敵に自分の実力不足を悟らずにはいられなかった。

その頃、幸せを盾に勧誘された轟はフッと息を吐き、常に幸福であり続ける世界など存在しない、騙されているだけだと諭した。
不幸、苦労、報われぬ時間。
それがあるから幸せを感じられる。

若者に頼られて幸せという一瞬の輝きは、年老いてきたからこそ感じられるものだと言い返した。
アルマジロのように守りを固める保菌者に対し、山田は手が出せないでいた。
避難民と精鋭部隊は指示通りに銃の射線を開け、同じように一斉射撃を放つが全弾逸らされるだけでまるで効かず、山田の神の一射に頼るしかない。
しかし矢が飛んでこないうちに、保菌者はホッピングのように矢の死角になる下部分だけで弾み、隊員の半分を一撃で肉片に変えた。
関に急かされても、山田は呼吸をどんどん乱すだけで矢を射ることができなかった。




































