85話86話
突如開催された電流ローターデスマッチ。
ロープに触れただけのちかは身体が跳ねるほどの電撃を食らい、まともに立てなくなった。
ここが好機だと見た大河原はすかさず距離をつめ、遠慮なく逆エビ固めを食らわせていく。

反り返る背中、押し付けられる胸。
いつものちかならデブでも跳ねのけられそうだが、電撃により力が入らないちかはどうしようもなく、ギリギリとダメージを負わされていく。
洋子としっぽり楽しんでいた鎌田が遅れてやって来たところで、さやかは改めて選手のコスチュームにはロープに触れると電気が流れるパッドが装着されており、それによりちかは敏感なところを刺激されたせいもあって、骨抜きになっているのだと説明。

完全に準備万端状態に仕上げられ、どこを触られてもビクンビクン感じれる身体になっていたちか。
からくりを知ったデブは、パッドが当てられている箇所の湿り気を見逃さず、視姦し始めた。

圧倒的身体能力の持ち主でも、満足に動けないなら襲るるに足らず。
デブは背骨を折る勢いでベアハッグし、たわわな褐色バストの感触を楽しんでから、キャラ的にも女の子と全くいい雰囲気になれないできた鬱憤を晴らすため、恥ずかし固めで後ろから尻の盛り上がりも視姦。
何をしても感じるしかないちかは、恥ずかしい格好のままパンツを脱がされ始めても、可愛い声で抵抗の意思を示すことしかできない。

その時、見るに見かねた恵那がデブの顔面に蹴りをぶち込んで助けに入った。
さやか的にもプロレスの演出としてルール違反を流し、ちかから恵那に選手交代。
そこで傷を負ったデブに代わって藤代がリングに上がるが、まともにやって勝てる相手じゃないのは明らかで、さっそくパンチした手首を掴まれてしまう。
しかし、恋してしまった恵那は力を込めたボディタッチにより、電流も食らっていないのに足から力が抜けてへたり込んでしまうのだった。
本人も藤代も意味が分からないへたり込み。
触れた途端に力が入らなくなったという恵那を心配した藤代は、体調不良なら無理するなと声をかけ、そっと肩に手を置いた。
それでまた恵那は顔が一気に熱くなって思わず振り払うが、まだ自分に起きた変化の原因が分からなかった。

この時、一番女性との恋愛に程遠いはずのゲス鎌田だけが、恵那の不調の原因に気づいていた。
ニチャアと笑った鎌田は、藤代に惚れているが故に身体が反応しているんだと突きつけた。
ドクンと心臓が跳ね、不調の意味を理解した恵那は、父親はどうしようもないクズだと母親からしつこく言い聞かされて育ったせいで、自分に恋が訪れるなど一生ないだろうと思っていた。
それでも恵那は、案外すんなり自分が恋していることを受け入れた。

そうと分かるや行動が早い恵那は気を取り直し、スッと藤代との距離を詰め、口を開いた。
まさに恋する乙女の表情で頬を染め、潔くシンプルに「好きだ」と告白。
自分が惚れられていることを理解できても、まさかイベントの最中にすぐに告白されるとは考えもしなかった藤代は、意味の分からない言葉を聞いたように「は?」と一文字が飛び出た。
あれだけ男を憎んでいたのに、恵那は積極的にお付き合いまで申し込んだのだった。
































