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112話

千歌の膣口にブライアンの細い方がグリグリとあてがわれた。

 

スケベ親父のようにノリノリの犬養はゲスく声をかけながら、稀代の殺人鬼の処女は我がカマラバットがいただきだとはしゃぐ。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年50号

 

 

その時、バットが入る前に犬養の足首に手錠が絡みついた。

 

ワイヤーに繋がれた手錠を引っ張られた犬養は無様に転ぶと、続けざまにナイフが飛んできた。

 

千歌の処女を奪っている場合ではなくなった犬養は慌ててナイフを弾き飛ばした。

 

もちろんナイフを投げたのは、血塗れのおばさん着ぐるみを着こんでいる美依那だった。

 

 

醜いぶよぶよの身体を曝け出し、色素が濃い乳首まで見せて乳房の下に仕込んでいたナイフを取り出し、ゾンビを見ているように驚く犬養に構わず、投げナイフで余裕を奪っていく。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年50号

 

 

わざと捕まりボコボコに殴らせたのも、犬養の隙を狙うためだった。

 

最先端衝撃吸収素材で作られた着ぐるみの胴体部分に縮こまっていた美依那は、全くダメージを受けていなかった。

 

 

まるでおばさん蛹から羽化したように出てきた美依那を見た犬養は、おばさんと美依那が別人物だと勘違いし、4人目は聞いてないと慌てふためいた。

 

大して戦闘力がないと自負している美依那は、いつも通りに用意周到に相手の隙を狙い、犬養を完全拘束したのだった。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年50号

 

 

 

一方小夜子は、階段途中で4人の信者たちに囲まれ、いきり立つイチモツを見せつけられていた。

 

最早ただのレイプ未遂犯たちは、我がイチモツこそ神のようにのたまい、多くのメデューサを始末してきたチン〇様だとひけらかし、信仰心を強要した。

 

さすがに笑いが抑えられなかった小夜子は失笑し、どうせ殺してきたのは大して経験もない目覚めたばかりのメデューサだろうと指摘した。

 

殺人鬼同士で殺し合いを演じてきた小夜子は、袖に酸素ボンベを隠し持ってそれで呼吸していた。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年50号

 

 

そんなものよりチン〇に吸い付いて欲しい彼らはグイッと腰を突き出すが、いつの間にか自分たちの声がヘリウムを吸い込んだ時みたいに甲高くなっているのに気づき、バカみたいにウケた。

 

 

ドナルドダックボイス現象により、声変わりしていた信者たち。

 

小夜子がヘリウムガスがいかに危険な気体か説明した時にはもう、彼らは下半身丸出しのまま事切れていた。

 

低すぎる酸素濃度の空気ではあっという間に死に至る人体のシステムを利用した、目に見えない罠を張っていたのだった。

 

無味無臭で息苦しさもないヘリウムガスは、運よく美依那が用意していた手品グッズアイテムの一つだった。

 

 

 

美依那に助けてもらった千歌はふらつく身体で小夜子を助けに向かうが、先に本人が玄関から堂々と出てきて、男たちを始末したと言うので一安心。

 

残すは手足の自由を奪われて転がっている犬養だけだった。

 

犬養は潔く殺せというが、その前に教団について、メデューサ抹殺の理由、真希の情報も訊き出す必要があった。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年50号

 

 

真希をハリシャと呼ぶ犬養は、殺人鬼同士なのに健気な友情で助けに来た千歌たちに細い目を向け、自分たちは教祖のためにしか動かないと明かした。

 

そして、3日後に儀式を受けてダーキニーになる予定の真希を助けたいなら、早くした方がいいと忠告した。

 

 

新ワードのダーキニーの意味を知りたい千歌が詰め寄ると、犬養は素直に耳を貸せと促した。

 

それに同じく千歌が素直に応じた瞬間、犬養は犬のように喉に噛みついた。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2019年50号

 

 

歯が皮膚を食い破り、ほとばしる鮮血。

 

喉の骨を軋ませながら、最期に一つでも成果を上げて教祖に報いようとあがく犬養。

 

しかし千歌は慌てる小夜子を逆に落ち着かせ、形振り構わない犬養を賞賛した。

 

そしてこれ以上の情報入手を諦め、彼女の自慢のナイフで喉を切り裂いて返り討ちにしたのだった。

 

 

感想

サタノファニ110話111話112話でした。

今のところ犬養の実力が圧倒している様子はないですが、教団パワーはまだ侮れないですからね。

もちろん美依那は無事で、中身が入れ替わっているとかしゃがんでるとかで大丈夫と思ってたら、本当にその通りで良かったです。

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