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115話

千歌の同級生のは水泳部で、部活の仕上げに日本記録かと思われるほどの距離を潜水していた。

 

やがて下校時間を知らせる放送がかかると、ムキムキな平は水中でそれを聞き、ああと思った。

これからやってくる夜は、殺し合いの時間だと。

 

 

あやもカチュアもひよ里もその放送を聞き、外が茜色に染まっていた。

 

 

そして千歌は帰ろうというカレンの意見を却下し、瞬時に発火した顔でこっちから殺し合いを仕掛ける時間だと答えた。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2020年2・3号

 

 

ひよ里が教祖の言いつけを守って人前で仕掛けてこなかったのなら、生徒たちが帰った放課後はダーキニーたちも必ず仕掛けてくると踏んだのだ。

 

ともあれ他のメデューサとまず合流するため小夜子に連絡しようとするが、妨害電波が出ているのか電波が届いていなかった

 

嫌な予感がした千歌はまず教室に行くと、残ったカレンは薬を打って帰りを待つことにした。

 

 

程なく戻ってきたと思ったら、入って来たのはこの時間を待ち侘びていた平だった。

 

既に勃起している平は開口一番、カレンにさよならを告げた。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2020年2・3号

 

 

 

千歌は小夜子の教室に着いたが、帰る約束をしていたはずの本人も誰もおらず、嫌な予感が大きくなっていた。

 

その時、どこかで何かが壊れる大きな音が鳴り響いた。

 

 

静寂に包まれた夕暮れの学校。

 

千歌が窓から顔を出すと、さっきまでいた保健室の窓を突き破ってベッドが飛び出ているのを見つけた。

 

 

急いで戻ると、カレンと平が既に激しい戦いを繰り広げて一息ついているところだった。

 

ただドM体質のカレンは恍惚の表情をしているが、肩に得物を刺されて頭からも血を流し、明らかに押されているようだった。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2020年2・3号

 

 

カレンの怪力は平も目を見張るもののようだがまるで動じず、千歌の合流にも待ってましたとばかりにニヤつくだけ。

 

平はカマラについて来た信者のようなものではなく、男にして殺人鬼を宿している男版メデューサだった。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2020年2・3号

 

 

いきなり襲いかかられても冷静に分析した千歌は、右手に何かを隠し持っていると見て、ボールペンを器用に蹴り上げて手に掴み、心臓一突きで返り討ちにしてやろうとした。

 

すると同じくペンを握っていた平は寸分の狂いなく千歌の先っぽに当て、相殺。

 

直後の二撃目もお互いにギリギリで躱した。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2020年2・3号

 

 

更に続けて二人とも椅子をぶつけ合おうとして相殺。

 

 

カレンの見立てではまるで千歌の攻撃を読んで当てにきているようだったが、千歌はすぐにそうじゃないことに気づいた。

 

読んでいるのではなく発想が同じ

 

千歌の言わんとしていることを察した平は隠さず、自分もルーカスを宿していることを明かしたのだった。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2020年2・3号

 

 

ルーカスVSルーカス。

 

恭しく挨拶した平は、ずっとフル勃起を維持できるほどたくましかった。

 

 

感想

サタノファニ113話114話でした。

ダーキニーも望まぬ役割を課せられているのなら、可哀想な存在ですね。

ただ今は、薬物系のあの子の活躍が楽しみです。

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