犯行の告白
ズルズルと這い寄る野水と、首が切れ始めて血を垂らし、絶叫するだけの黒木。
ギャーギャー喚いて巻き込んだ後輩を蹴り返してどうにかする姿はまさに生まれながらのクズ。
閲覧数がうなぎ上っていくバズり具合に尚子ははしゃぎ、もっともっとと煽り立てる。

しかし黒木は手の重傷のおかげでロープがぬめり滑り、抜けられそうな可能性に懸けていた。
それに気づかない尚子はカメラを近づけ、あのハロウィンの夜に何をやったかゲロしろと迫った。

全国中継での罪の告白を迫った尚子。
和也たちがいるファミレスでも処刑ライブ中継で大騒ぎになり始めていた。
あれが事故じゃなく事件だと理解していくと、黒木の裏の顔が知られていって焦る荒太に和也は、全て知っていたのに止めなかったことを咎めた。
もう言い逃れできなくなっても、荒太は自分の保身だけが心配で、和也が味方してくれない雰囲気を逆に責め返し、性根の腐り具合を露わにしていく。

その時、命には代えられないと判断した黒木が全てをゲロり始めた。
自分がマスクに硫酸を仕込んだんだと。
戦慄、驚愕、殺人未遂の悪魔の所業。
一度ゲロると武勇伝のように口角を上げた黒木は、憎たらしい顔を二度と見なくて済むようにパンパンに詰め込んでやったのだと、嬉々として暴露した。

これではもう、人殺しをしまくった尚子よりも、黒木の方が人からかけ離れた存在に見えた。
尚子の言葉が真実だと分かった和也の表情に焦る荒太は、周りが黒木をぼろくそに非難し始めたのにも焦り、ただただ自分の未来が暗くなるのを恐れた。
しかし、罪の意識も謝罪の気持ちも芽生えることは全くなかった。
激昂した和也になぜこんな酷いことができるのかと問われても、いじめるのに面白そう以外の理由なんてあるはずないだろうと、醜い顔でニヤついて答えたのだから。





































