それは絵理沙も望むところだが、鬼原の丁寧な説明によると、彼らの人権を尊重した上で、お互いに望む相手と子作りさせたいからだと補足。
とにかく子作りに関しては日本支部幹部の中では決定事項なので、男たちをどうやって保管するのが最善か、どのような流れで子作りさせるのが最善か話し合い始め、それぞれのフェチに合わせた環境を作り、担当官をつけて盛り上げるのがいいだろうと詰めていく。
そして担当官とデキたなら好都合だと言い出した辺りで、改めて絵理沙の意思を問うと、鬼原は泣き落とし並の情に訴えかけた。
絵理沙は人類のため、彼の同意があるのならばと前置きを挟み、子作りを了承したのだった。

こうして絵理沙はUW日本支部と繋がりを持ち、その時のために健康な身体なことを証明する必要があり、健康診断を受けた。
そんな経緯で時々走る痛みの原因を知った絵理沙は、その日一番の衝撃を受けたのだった。

そして絵理沙の話を聞き終わった彼は声もなく驚き、悲しみ、目を見開いた。
当時のショックを思い出し、彼に話したことで悲しみがぶり返した絵理沙は涙を溜めながら、注射はこの婦人系の病気の症状を緩和するためのものだと打ち明けた。
そして子供が産めない身体だと自分で口にして号泣し、メイティング相手に相応しくないんだと叫んだ。

更にもう一つ何かを打ち明けようとしたが、彼は抱きしめて黙らせ、5年も待っていてくれたことに感謝した。
その流れで、落ち着き払って愛も伝えた。
同じく好きかどうか訊かれた絵理沙は、たった5年じゃないと否定し、愛犬ジロが病気になった時に言ってくれた言葉を聞いてからの気持ちだから、15年分だと白状した。
そして他の誰かと子供を作っても、この気持ちは変わらないと伝えた。
やっとお互いに気持ちを伝え合った二人は、初めてのキスをした。

彼はこれからする愛の行為にメイティングという言葉は似つかわしくない、セック〇は子作りのためだけにするわけじゃないのだからと持論を展開した。
改めて言葉にされると恥ずかしくなる絵理沙だが、15年分の気持ちを乗せ、「来て」とおねだりした。




































