103話
枯井戸に降りてきたリア獣は、確かに流暢に人語を操って原田だと名乗り、声が聞こえたから助けに来たんだという。
高山の前例である程度の耐性があった藤代は、しかしこのリア獣が原田本人かどうかの確信が持てず、仲間内でしか知りえない鎌田の愛読書が何だったか訊ねた。
それにリア獣の原田は、間髪入れずに正解を答えたのだ。

無事に原田と証明されたところで、彼は3人を担いだ状態で軽く地上までひとっ飛びで助け出した。
すると幸運が幸運を呼び込むように、残りのメンバーも駆けつけ、恵那は無事の喜びを分かち合い、洋子の記憶が戻ったことを知ったのだった。

しかし最優先すべきは、瀕死の風祭。
解毒薬もないこの状態でできることなく、絶望しかけたその時、さやかがスッと現れて解毒薬と水をセットで恵んでくれたのだ。
本来景品のはずのそれを気前よく恵んださやかは、ここでエロサバイバルは終了だと宣言した。

しかし優しさを見せたかと思えば、原田リア獣に銃口を向け、強制的処理に打って出ようとした。
すかさず絢美が盾になり、セック〇してリア獣になりはしたが、理性や人格はそのままで、つまり新薬の効果が確かに出ているのだと説明した。
それでもさやかは引き金から指を離さず、リア獣化した時点でもう遅いのだという。

その時、更に事態をややこしくしそうなヘリのプロペラ音が近づいてきた。
ここ聖女島に新たに降り立ったのは、もちろん新人類のヤリチンだった。
ヤリチンこと槍人と共にさやかたちに指示を出す眼帯の司令官女もやって来た。
恵那たちレジスタンスとは顔見知りらしく、一方的にサバイバル生活は終了だと告げると、槍人が説明を交代するというなりさやかの肩を抱き寄せ、ただならぬ関係をアピールした。

藤代たちだけじゃなく、異なる条件下で行われていた新薬の実験はことごとく失敗に終わったが、それらの犠牲の上にセック〇してもリア獣化しない男を生み出すことに成功。
それが俺だと語り終えた槍人は、続けて一応効果が出ている原田に言及すると、新薬開発者らしい白衣の爆乳美女の日下部秋穂が現れ、研究対象として協力してもらうと言い出した。

心も身体も愛し合った絢美は剣呑な空気を醸し出すが、司令官が槍人の体液から抽出した特性銃弾を込めた銃口を向けるものだから、リア獣になった原田にも勝ち目ナシ。
原田が大人しく従う意思を見せると、槍人はしれっとさやかの谷間にタッチ。

更にさやかの実験について司令官と日下部がごちゃごちゃ話し出すと、槍人はバカップルみたいにさやかにベロチューをかました。
しかし、銃を持っている相手に藤代ができることなどなかった。
勝手に島に連れて来られて勝手に放逐された藤代が最後に見たさやかの表情は、助けを求めるような泣き顔だった。

男三人、女五人。
島に取り残されてしまったが、藤代は本来のさやかがまだ残されていると信じ、希望を捨てなかった。
感想
デスラバ8巻にて完結です。
原田と絢美の行為シーンはさすがになかったですが、コミックで描き下ろされる可能性もありますね。
原田は無情にもリア獣になりましたが、少しは理性を残しているパターンとして、井戸に向かったのは原田でしたね。
そして、意味深にアイランド編が完結し、キャラと舞台を変えてデスティニーラバーズに続きます。
https://www.kuroneko0920.com/archives/71639
https://www.kuroneko0920.com/archives/18503



































