セック〇の罠
兄がそうなった理由を教えると言われた春哉に断れる選択肢はなく、言われるまま別の部屋に連れていかれると、背中を押されて入らされ、ドアを閉められてしまった。
直後、激しい音とスクリーンに様々な映像が映し出されていき、いつの間にか気を失っていた。
目を覚ますと先輩たちに囲まれ、不憫そうな目で見つめられていた。
何を見せられたのか思い出せない春哉はただ一つ、「ビデオの存在を知らない人間にシグナル10について伝える」というワードだけ頭に思い浮かべることができた。
そして先輩たちから、ゆゆにされた恐ろしい真実を教えられた。
見せられたのは、自殺を誘発する10のシグナルの催眠ビデオで、そのビデオは研究していた秋成から奪ったものだと。
その時、ゆゆが変わらない調子でご飯を呼びに来た。

春哉はさっそく、手を使って立ち上がるのはシグナル10に入っているかも知れないと忠告された。
日常的な行動、動作、そんな誰もが意識なくしている中にシグナルが仕込まれていたので、ゆゆは眼鏡の徳永に促し、どんな候補があるのかを春哉に伝えさせた。

本物とフェイクが混ざっており、10のシグナルを把握しているのはゆゆだけ。
兄への愛情を恥ずかしげもなく話してくれたゆゆを知っている春哉は、別人のように人の死で弄ぶ彼女に混乱した。

シグナル10について寮生以外の誰にも伝えられず、大学では早々に変な目で見られ始めていく。
それでも命を懸けて兄の研究室にあるパソコンを調べ、兄がどうやってシグナル10を知り、手に入れた経緯を知ることができた。
見れば必ずかかるほどの強力な催眠で、どうしてゆゆは催眠にかからずにすべての合図を知ることができたのか。
書かれていたのは、とうてい実行できない恐ろしい方法でなら催眠を解除することができるとあった。
兄に倣って心理学や催眠について勉強していた春哉は、ゆゆは一度自殺催眠にかかって解除したから、10の合図を知ったのだろうと推測した。

後催眠暗示、後催眠健忘、合図の把握。
そして実行できそうもない恐ろしい事で、ゆゆが行動に移したものと言えば、秋成の殺害以外に考えられなかった。
盗聴で春哉に気づかれたのも把握していたゆゆはその時、寮生の一人を食おうとしているところだった。

殺人が解催眠の条件!?
人との触れ合いも制限される中で行われたゆゆセック〇。
疑心暗鬼、毒、殺し合い…
こんな目に遭わされてもゆゆの魅力に欲望をかき立てる一人は、どうしようもなく何回もゆゆとヤリたくて堪らず、嫉妬と独占欲を殺意に変えてしまい…

感想
シグナル100零1巻にて完結です。
面白度☆7 壊れ度☆10
前作と変わらずぶっとんだ思考から繰り広げられた前日譚でした。
もちろんシグナル100に繋がる締めなので、作画変更が気にならなければおすすめです。
































