
大巨蟲列島9話10話
ネタバレ感想
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三下がやられた代わりに、葵の容態は少し回復に向かう。
だが脱出しようにも船が沈められてしまい、通信機器を復旧させるために山頂の基地局へ向かう睦美たち。
巨大セミの脅威を取り除くべく、行動を開始した。
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9話
深夜1時過ぎ。
グラウンドに網の設置が完了し、消防車、給水タンクも準備できた。
セミたちがそこかしこでがなり立てる中、睦美がライトのスイッチを入れると、網の上部に取り付けた照明が煌々と辺りを照らし出した。

程なく、セミたちが圧倒的な光量に気づき、一匹二匹と次々に飛び込んできた。
その頃、山中をひた走っていた甲斐と千歳も頭上を通り過ぎていくセミに気づき、作戦がうまくいっているだろうことを知った。
月明かりのおかげで夜目も十分に利き、順調に歩みを進めていく。
しかし途中、今までと比にならない大きさのカブトムシが蠢いているのを発見。
もし見つかって襲いかかられでもしたら、今度こそひとたまりもないサイズだった。

そしてグラウンドには作戦通りにセミが集まり出し、光を求めて降り立っていく。
それなりの数が誘き寄せられたところで睦美は仲宗根に指示を出し、電源と網を支えるロープを切らせた。
豪快に倒れた網はそれだけで何匹も閉じ込め、まさに一網打尽にした。

ギチギチに身動きを封じられたセミたちはエマージェンシー鳴き声を出し始めてしまうが、一度に一つのことにしか集中できない昆虫の特性のおかげで、他のセミは逃げるよりも光に夢中になっていた。
睦美たちは襲われることもなく、順調にセミを集めることができていた。
一方、カブトムシに気づかれずに電波塔に着いた甲斐たちは、さっそく不具合の原因を調べ始めた。
何かが決定的に壊れている様子はなく、セミの鳴き声で機器のボルトが緩んだりしている程度で、回復不可能ではなさそうだった。
しかし一安心したのも束の間、一体のはぐれアブラゼミが二人の目の前に飛び降りてきた。

千歳は悲鳴を上げそうになるが、睦美からセミの視野について聞いたことを思い出し、本気で鳴かれる前に仕留めようと思った。
だが視野の範囲外から突っ込もうとして、相手が雌で腹弁を狙えないと分かり、手が断たれた。
腹弁を狙えないが爆音で臓器が破壊される心配もない。
それでも襲われる可能性がある以上、自分たちで仕留めようと考え、甲斐は引き金を引いた。

グラウンドで順調にセミを捕獲していたその時、山中から銃声が轟いた。
千歳と甲斐の危機を感じた睦美たちはライトをより強くした。
更に光量を増すとセミも次々に網に飛びついていく。
睦美は無雲に指示を出し、消防車のウインチを引っ張らせて網を倒し、セミたちをサンドイッチして捕らえた。
その上に睦美は洗剤を溶かした水溶液をぶっかけ、フルパワーで鳴かれる前に始末した。

洗剤に含まれている界面活性剤がセミの鬼門の油分を溶かし、水を侵入させて溺死に追い込んだのだ。
自分たちが助かるためとはいえ、また昆虫を手にかけてしまった睦美は悲しみに襲われ、涙した。
しかし、今度は新たにクマゼミが飛んできた。
もう網は使い切り、倒してしまったライトの電源も消えてくれず、万事休す。
国内において一番体と鳴き声が大きいクマゼミの遅れての出現は非常に危険。
その通り、クマゼミは遠慮なく大音量で鳴き始め、睦美たちは音波で鼻血が出る程ダメージを負わされてしまう。

それでも睦美は水溶液を噴射して仕留めようとするが、正面からの放水ではクマゼミに華麗に躱されてしまう。
睦美は他のメンバーに建物内に避難するよう叫ぶが、彼らも睦美一人に任せず、仲宗根は睦美にもう一枚オムツを被せ、捨て身でクマゼミに挑みかかろうとする。
しかし、羽ばたきの風圧も凄まじく、近づくこともままならない。
タンクの水溶液も残り少なくなってくると、仲宗根は青山にも手伝わせて傾け、きっちり空っぽになるまで使えるように工夫して手伝った。
その間もクマゼミは全力で鳴き続け、じわじわと内臓にダメージを与えてくる。
その時、無雲がインパルス銃に水溶液を詰めて援護に回った。

背負って使えて小回りが利くインパルス銃で素早く連射し、なんとかクマゼミに軽くヒットさせるのに成功すると、動きが鈍った瞬間に睦美が完璧にヒットさせた。
さしものクマゼミも鬼門がおしゃかになるとどうにもできず、ぱったり息絶えた。

ギリギリの攻防を勝利した睦美は他の3人に感謝し、千歳たちが無事に戻って来ることを願った。
しかし、まだ戦いは終わっていなかった。
どこからともなく地響きが聞こえてくると、森の中から巨大な黒い影が現れた。
それは、睦美が斜面から落ちた先で見た、一際デカいカブトムシの抜け殻の中身だった。




































