124話
ダーキニー根津、自分の硫酸精子がぶっかかって大慌て。
アナルから秘密兵器をひり出したカチュアは涙目で息を荒げ、残りの命は30分だと宣告した。
そしてキレ散らかそうとする信者に、さっさと医者に診せれば間に合うと叫び、ともかくここから立ち去らせようと誘導した。
即死させてしまうと信者に好き放題やられるだけなので、根津たちが消えた後にレイカに助けてもらう計画だった。
しかし根津は荒ぶり、治療よりもカチュアが理解できると言ったのが嘘かどうかをまず確かめたくて問い質した。

しかしカチュアは微笑むだけで答えない。
それも癇に障った根津が駆け寄った直後、レイカの息子の頭蓋骨を踏んづけてすっ転び、傍の棚に倒れ込んだ。
そこに置いていたガソリンランプに突っ込んでしまい、一瞬で炎に包まれた。
またしても発せられる悲鳴。

だが地獄の苦しみの熱さを感じているはずの根津はすぐに笑い出し、ジェフリー・ダーマー本人かのように、前の殺され方、今回の殺され方も神に関わったばかりにと愚痴を漏らし、炎の中に倒れたのだった。
同じ殺人鬼が無残に黒焦げになっていく様を見ながら、カチュアは嘘ではなかったと心中で答え、自分もいずれ地獄に逝くと声をかけた。

その通り、火の手は木造建設にもの凄い勢いで広がっていく。
マイダーキニーのまさかの敗北に開いた口が塞がらない龍野は、火事になっては水面下での殺しも不可能で不味いと思い、信者たちに撤退を指示した。
そして煙に包まれ始めたカチュアは、予期しないトラブルへの手立てがなく、じわじわ近づいてくる熱さを咳き込んで待つしかなかった。
レイカも頑張って消火剤を撒き散らすが、カチュアへの道は炎で分断されてどうにもできない状態。

一人ではどうにもできないと見たカチュアは保健室にいる仲間を呼んで欲しいと頼み、自分が助けたいと思って命を懸けた相手に、本名を伝えて送り出した。
カツ子などではなくカチュアで、今生の別れを覚悟したかのように覚えて欲しいと続けた。
掃除の何たるかを教えてくれたレイカ、訳の分からない根津との争いに巻き込まれても味方してくれたレイカ。
炎に包まれた頭蓋骨に向け、いいお母さんだと話しかけ、そんな人を最後に助けられたことを誇った。
あんな母親がいれば違う人生だったかもと考えながら、最後の善行に胸を張って死を受け入れた。

直後、思った以上の早さでレイカが戻ってきたかと思うと、男を一人だけ連れて来ていた。
かなりの長身、筋骨隆々、後ろに撫でつけたワイルドな髪型。
炎をものともせずカチュアの横を通り過ぎた男は、気合の一声と共に正拳突きを繰り出し、水槽を破壊して床を水浸しにしてから、カチュアを救い出した。
紳士的に上着もかけてあげる武闘家然としたその男は、警備隊の若本だった。

感想
サタノファニ122話123話124話でした。
カチュアがどんな武器を仕込んでいるのか楽しみでしたが、まさかの極太極長自律メカとは。
これは、カチュアのガチ恋始まりな予感です。
https://www.kuroneko0920.com/archives/67842

































