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モンキーケイブ

下柳は身体が詰まって立ち往生してしまい、その間に即死した隊員を追い打ちをかけるように岩が押し潰し、重傷隊員まで無情に大岩の下敷きになってしまう。

 

それを助けようとした一人も頭に直撃。

 

その時、詰まっていた下柳を早乙女が引っ張り出し、ようやく人の流れができたのも束の間、もう一人が大岩の下敷きになってしまうのだった。

 

 

それでようやく揺れが治まった。

 

 

 

一先ず崩れなかった奥の広い空間に集まると、隊長を中心に情報を整理し、入り口に残った3人は殺害されて手榴弾を投げ込まれて崩落が起きたものと考えた。

 

それをしたのはもちろん猿と協力者の人間で、つまり生き埋めにされたと結論づけられた。

モンキーピーク the Rock
著者名:志名坂高次 引用元:モンキーピーク the Rock1巻

 

 

しかもこの捜索は、諸外国と争う猿捕獲作戦の色が強く、本部にも傍受や盗聴を恐れてこの洞窟に潜ることは知らせておらず、新たな救出隊が来るとしても2週間は覚悟しなければならないと高橋は今更暴露した。

 

助けを待つ側に陥った彼らの現在の生存者は、計13名だった。

モンキーピーク the Rock
著者名:志名坂高次 引用元:モンキーピーク the Rock1巻

 

 

 

こんな状況でも隊長は冷静に隊員たちの意見を求め、洞窟について多少なり知っている者の進言を元に、更に奥に行ってまず水を確保することに決めた。

 

 

猿が逃げ込み、宮田もいる可能性がある以上、早乙女はこの洞窟は他にも地上に通じていると信じ、ポジティブに考えたが、あの山にいた猿は夜目が利いていないはずだったのを思い出し、なぜ洞窟に逃げ込んだのか疑問を抱いた。

 

赤崎や木ノ下も洞窟を巣にしている猿は知らず、もし本当に洞窟を住処にして外に狩りに出ているようなら、最早猿ではなく猿人だという。

 

そして洞窟の奥はいよいよ、底の見えない下にしか行く先がなくなってしまった

 

 

石を落としても横にぶつかりおよそ何mの竪穴なのかまるで分からないが、数十m以上は確実に深そうだった。

 

そしてここでも、下に猿が待ち受けているかも知れないのに、吉川が特に何でもないように先行して降りていった。

モンキーピーク the Rock
著者名:志名坂高次 引用元:モンキーピーク the Rock1巻

 

 

またしても何でもないように下まで吉川が降りきり、安全を確かめると、順次降りることになった。

 

さすがに懸垂下降の経験はない早乙女たちは隊員の力を借りてぶら下がり、命を預け、今は大切な人になった佐藤の顔を思い浮かべて恐怖に耐えた。

モンキーピーク the Rock
著者名:志名坂高次 引用元:モンキーピーク the Rock1巻

 

 

 

素人3人が無事に降りた後、隊長が下降を始めて程なく、また激しい揺れが起きてしまう。

 

洞窟全体を震わす揺れ、下の広い空間の奥も崩れ、隊長に崩れた岩が降りかかった。

 

結果、隊長は意識不明の重傷を負ってしまった

モンキーピーク the Rock
著者名:志名坂高次 引用元:モンキーピーク the Rock1巻

 

 

 

降りた広い空間の大崩落は免れたが、奥に通じていたらしい穴が塞がり、隊長は負傷。

 

一時的に副長の原が指揮を執り、スリーマンセルで脱出口を探すよう指示を出すが、実績と経験のある隊長の負傷と気絶で、もう楽観視も空しい追い詰められていく生き埋め感が加速していく。

 

 

 

絶望的状況にまた追い打ちをかけるように、本当に現れた洞窟版の魔猿

新たな犠牲者

猿の恐ろしさを知らない常軌を逸した高橋や学者連中の意見で潰される、早乙女の生きることを優先したアドバイス。

モンキーピーク the Rock
著者名:志名坂高次 引用元:モンキーピーク the Rock1巻

 

 

早乙女以外、まだピクニック気分が少なからず残っている状況だった…

 

 

感想

モンキーピーク the Rock1巻でした。
面白度☆8 浅ましい度☆9

身をよじるほどの洞窟で崩落なんて、想像したくないほど怖いですね。

洞窟に舞台を移しても、変わらず人間の浅ましさや緊迫感が感じられ、謎あり、怪しい人物わんさかで面白かったです。

モンキーサークルとも少なからずリンクがあるので、シリーズ通して読めば面白さが増すでしょう。

モンキーピーク the Rockを読むならこちら

https://www.kuroneko0920.com/archives/70582