電流プレイと密会
これからまた学校へ打ち合わせに行く予定だった。
優大は琴美に声をかけてもうすぐしたら出ると伝えると、彼女は嘘か本当か、体調が優れないので早退したいではなくすると答えた。
この1週間、琴美が頑張っていたのを知っている優大は心配し、先方がどんな反応をするか、修正があるかなど直に確認できないのは残念だと思いつつも、また週明けにと返した。

すると琴美は体調不良とは思えない明るさで、さっさと帰っていったのだった。
一人で学校に行き、取りあえず琴美が体調不良で今日はいないことを伝えると、東郷は大人としてそつなく心配の言葉を繰り出しつつ、応接室が使用中だとかで自分のテリトリーの理科準備室に招き入れた。
そしてさっそく仕事の話を始め、東郷は確認し始めて上々の仕上がりを認めるが、人の方に問題があると言い出した。

出されたお茶を疑問なく口にした優大は、急に視界が歪んで東郷の声が遠くなっていくのを感じながら意識を失った。
まさか早退した琴美が、穂花に会いに行っていることなど知る由もなく。
優大が目覚めると、全裸でベッドに四肢を拘束され、おまけに声も出せないようにマスクまでつけられていた。

やはり東郷も、なぜか優大を監禁するイカれたヤバい女だった。
まるでカルテかアンケートを取るようなボードを持ち、見下ろす東郷。
一人で静かに盛り上がっている彼女はこの再会に何か運命を感じているようだが、既視感のある状況に彼は脱出を試みるが、手錠をぶち壊せるはずがなく。
学校の敷地内では女生徒たちが姦しく過ごしているが、奥まったこの部屋からの手錠のガチャガチャなる音など誰の耳にも届かない。
それでもしつこく彼が暴れるので、東郷は溜息一つ吐いてから電気ショックを起動し、無言で無抵抗が賢明だと教えてやったのだった。

笑顔で電流を流せる東郷は、騒がれると不快だし苦痛を味わうだけなので気をつけるようにと、まさに教師っぽく注意した。
優大が素直に理解した様子なのを見て取ると、戸惑い恐怖の視線からスッと逸らし、彼を好きになりかけていると意味の分からない告白をぶち込んだ。

結婚していようが関係ない。
どこか自信満々に言い切る東郷が略奪愛に燃え上がっている様子はなく、ただこの恋が真実であるかをはっきりさせたいだけだった。
その為に優大を拘束したのは、これから行う実験で彼の変化を数値化して調べるためだった。
愛するが故に憎い、恋は人をおかしくする、そこには莫大なエネルギーがある。
訳の分からない持論を展開した東郷は、熱湯をスポイトで吸い取った。

熱湯はもちろん、彼の身体に滴らせるためのものだった。
肌に熱湯が落とされた際の反応を調べたい東郷は更に、温めたハチミツも用意していた…
感想
監禁婚6巻でした。
面白度☆6 イキ度☆8
父親に性的虐待でもされて来たのか、それとも違う異常な教育を施されて来たのか。
車椅子で何も喋らない父が不気味でしたし、過去最高に冷静に見える東郷が一番ヤバそうです。
https://www.kuroneko0920.com/archives/73128



































