109話
ついに訪れた同人誌即売会当日。
ブースに努力の結晶を積み上げた先生が緊張の真っただ中にいる中、開催のアナウンスが流れた。
瞬く間に会場内はもの凄い活気に包まれるが、二人の前にだけ全く人がおらず、立ち入り禁止エリアの如く。
それでもまだ始まったばかりだと自分たちを励ました直後、一人目のお客さんが来てくれたが、それはドスケベコスプレをした先生のママだった。

印刷所に勤務しているだけあって、このイベントにも噛んでいるママは仕事を兼ねて来ており、好きなコスプレもできるし娘たちの様子も見れて一石三鳥。
しかし、売れていないのならもっとアピールしなきゃダメだと言い出し、二人用のコスプレ衣装を渡して目立って売り上げアップを促した。
強引なママの勢いに押されて店番を任せ、二人は更衣室へ。
彼は先に着替え終わって先生を待っていると、程なく先生もコスプレ衣装で現れた。
しかもママより露出度高めのドエロい衣装で、美巨乳具合がより一層強調されており、瞬く間に変態カメコたちに目をつけられていく。

麗しい見た目、完璧ナイスボディ、スケベコスプレイ。
この注目度を持ってすれば作品にも目が留まるかと思われたその時、彼は先生のとんでもないミスに気づいた。
Tバックを前後逆に穿いている先生の割れ目もお毛毛も丸見えで、このままでは変態ローアングラーに撮られて拡散されるのは必至。

これは不味いと彼は先生の手を引っ張って更衣室に連れて行こうとするが、一人で熱くなり過ぎて先生の腕の装飾がブチ切れて下着に引っかかり、前にある紐が引っ張られて割れ目をグイグイ持ち上げていることなどまるで気づかずズンズン前進。
先生は強く止めようとするが、アクセサリーが絶好の位置に絡まって敏感なところにグリグリ当たるので、こんな人混みの中でイカないよう耐えるので精一杯。
しかし更に強く手を引かれてアクセが素早くスライドし、擦り上げられた先生は初舞台のエロコスプレ状態でイってしまうのだった。

しばらくして、先生だけ私服のままブースに戻った。
そしてママの圧倒的オーラをもってしても、未だ一冊も売れていないことを知った。
だが時間はまだまだ残っているし、先生は頬を叩いて気合を入れ直し、彼も自分がこのイベントに巻き込んだ責任を感じ、憧れの先生が漫画を描いてくれただけで満足せず、世間に出回って欲しいと強く思った。
そして、恙なくイベント終了のアナウンスが流れた。
先生は淡々とお片付けを始めるが、彼はまだうろついている人にしぶとく声をかけ、立ち読みだけでもとアピールした。
一冊も売れないままなのは、あまりに悲しすぎるから。
彼の熱い思いと涙を見た先生は、あの時の批判よりもこうして誰にも読まれない方が辛いことを知り、不甲斐ない自分を詫びたのだった。

だから彼も、読んでくれさえすれば心を動かせる作品の売り上げに全く貢献できなかった自分を恥じた。
だが、二人にはまだチャンスが残されていた…
感想
なんでここに先生が107話108話109話でした。
先生の可愛さが天井知らずに上がっていきますが、彼は先生に憧れ以上の感情があるのかまだ定かではないので、今までにないパターンがありそうだと思ったら、やはり彼が優先するのは先生の漫画なんですね。
先生も最高ですが、母性が溢れ出てるママは更にイイ。
https://www.kuroneko0920.com/archives/71197
































