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椿曰く、賽子は魔除けの力があるという。

 

席を移し、気を取り直して食事を再開した矢先、羅宇屋は話の続きを侘助に切り出した。

 

帯や紐で体中をぐるぐるに縛った絶対に脱がない女郎がいて、この賽子を見て冷えた声で笑うのだと。

当て屋の椿
著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿16巻

 

 

羅宇屋の話で、侘助はすぐにという女を思い出した。

 

 

 

後日、鳳仙の部屋に続々と人が集まってきた。

 

侘助が仕事に行っていて一人の菖蒲がまず最初、続けて椿、イノがいつものようにコソコソと覗き見ている間に花菱がお菓子を持って来てくれ、鳳仙がお茶を振舞っていると、先日しょっ引かれた絵双紙屋の二人が愚痴を零しにやって来た。

 

そんなメンバーが揃えば、やはり話題は次郎殺しについてだった。

 

 

 

羅宇屋から女郎の話を聞いた侘助は深川の岡場所にいた。

 

幕府非公認の格安売春宿の岡場所では、訪れる男に対して女の数が少なく、一人で何人もの男根を受け止めなければならないドブ川のように饐えた場所だった。

当て屋の椿
著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿16巻

 

 

人に聞き聞き行き着いた侘助は予想通りに楓を見つけることができた。

 

羅宇屋の言う通り、岡場所の住人たちが言う通りに全身を縛った楓はしかし幼馴染みとの再会を喜びもせず、煙管の先を押し付けて肉を焦がした

当て屋の椿
著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿16巻

 

 

 

翌日、巷では深川で起きた新たな次郎殺しが噂になっていた。

 

 

飯屋で噂を知った椿がこれは一番次郎の登場かとワクワクしていると、菖蒲を探しに来た侘助がひょっこり。

 

椿に匂いを嗅がれて逃げるように出かけて行った侘助が昨日帰って来たのは、菖蒲によれば今日の夜明け前で、連日の事件もあって妹を心配させていた。

当て屋の椿
著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿16巻

 

 

匂いからすぐに岡場所だと見抜いた椿は、イノと菖蒲も伴い侘助の後を追い、噂の深川に辿り着いた。

 

しかもタイミング悪く月次祭が行われており、人出の多さに侘助を見失ってしまう。

 

そして菖蒲は人並に押され、暗い小屋の中に雪崩れ込んだ。

 

そこで恐ろしい化物を目にし、椿たちが見つけた時には乱れた姿で目を閉じていた。

当て屋の椿
著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿16巻

 

 

 

イノの馴染みの爆乳古着屋。

引きちぎられた菖蒲の着物の行方。

体中を縛って股を開かずとも男が訪ねてくる楓。

語られる侘助と楓の幼少期に、泣くことしかできなかった赤ん坊の菖蒲

 

この時代、罪人は人ではなかった…

当て屋の椿
著者名:川下寛次 引用元:当て屋の椿16巻

 

 

感想

当て屋の椿16巻でした。
面白度☆8 縛り度☆8

巻末おまけ漫画のイノがダントツで可愛かった16巻は、久しぶりの連載再開後の初刊行巻なので、ちょっとキャラデザが変わったように見えました。

タイトルが何を示しているのか、侘助と楓の間に何があったのか、そして椿も無関係でないあの男が絡んでくるのは胸熱展開かも知れません。

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