2話
ネトラセ契約の条件はこうだった。
他人への口外禁止、連絡は絵美奈から週に一度、好きな人や恋人ができたら契約終了。
絵美奈から送られて来たそのメッセージで昔を懐かしんだ彼は、溜め込んでいた脚本を引っ張り出して感傷に浸り、卒業してからの絵美奈に思いを馳せた。

その勢いで番号とアドレスから絵美奈のSNSを探し当て、姓が小柴になっていることを知ったが、その姓には聞き覚えがあった。
ご丁寧に夫婦のツーショット写真を投稿していて、そこに写っていた夫は彼の上司の小柴課長だった。
毎日毎日小柴からキツク叱責されている彼は、果たして絵美奈の選んだ相手が自分だと知っているのか気になって仕方なかった。
その夜の仕事帰りに待ち合わせ場所にやって来た絵美奈は、既に身体を小刻みに震わせ頬を紅潮させていた。
どうやら夫の指示でコートの下は亀甲縛りのようなドスケベ衣装を着ているらしいがそれだけじゃなく、おもむろに渡してきたコントローラーは、それも命令で仕込まれたローターのスイッチだった。

会う前から仕上げてきた絵美奈に嗜虐心が刺激された彼は、振動を一レベル上げた状態でショップにコーヒーを買いに行かせることにした。
街中で密かにローターを仕込み、身悶えて早くもイこうが、容赦なく買いに行かせた。

コーヒーを手に戻ってきた頃にはもう疼いて突っ込んでほしくて仕方なくなっていた絵美奈をひと気のないビルに谷間に連れ込むと、コートをはだけろと強気に命令。
素直に従って絵美奈は、変態としか思えない姿をさらけ出した。

今夜のうちに疑問を解消しておきたい彼は、微振動は嫌だという彼女のために最大レベルの振動にしてイキよがりさせ、止めて欲しければ質問に答えろと迫った。
以前にも誰かとネトラセ契約をしたのか?
夫とはしたのか?
イキ喘ぎながら絵美奈が正直に答えると、彼はもう一つ、これは嫌々従っていることなのかそれとも望んでいるのかを訊ねた。
それに絵美奈はどちらとも答えず、ネトラセ契約は彼次第だという。
曖昧な言い方だが彼が振動を止めると、絵美奈はくぱっと広げて待ち受けた。

そして彼は先っぽをあてがいながら、夫はネトラセ契約の相手が自分だと知っているのかを訊ね、その答えを信じてから腰を押し出した…


































