145話
圧倒的ドMのカレンだが殴られればダメージを当然あるので、多勢に無勢状態で徐々に押し込まれていた。
六角棒の鋭い突きを食らえば喘ぎ声が漏れ出るが、数人がかりの押し込みでついに進路を空けてしまい、奈津子部屋への侵入を許してしまった。

直後、バックドラフトが起こり、踏み込んだ信者たちは爆発の炎に包み込まれた。
割と頑丈なトイレに逃げ込んだ千歌と小夜子は大爆発を逃れ、無事に部屋に戻った。
酸素と反応した凄まじい爆発は一瞬で部屋を黒焦げにし、ぼろぼろになっていた。
そしてあれだけ頑強な肉体を誇っていた奈津子は、下半身が吹き飛ばされて最早目も見えない状態でも息があり、まだ友坂への愛を言葉にして伝えようとしていた。

その純粋過ぎる愛に胸打たれた小夜子は、恐ろしい敵だったとしても安らかな最期にしてやりたくなり、友坂のふりをして感謝の言葉をかけた。
愛していると言われた奈津子は焼けただれた顔でも分かるほど優しさに包まれた穏やかな表情を見せ、そして事切れた。
一人の女を深く愛した女同士、なんだかんだ共感するところが多かった小夜子は発火している状態だったが、殺意よりも哀れに思う気持ちが勝っていた。
千歌もその気持ちに同意したところで、一先ずカレンのところに戻った。
だがカレンは、駆けつけた幹部連中に拘束されてしまっていた。

この局面に大きく力を割くことにした教団は、平、犬養姉妹と差し向け、怪力カレンを抑え込んだのだ。
そしてもう一人、教団を統べるフタナリイチモツパーフェクト教祖、零元しぐままで出張っていた。

もう一ヶ所、洋子たちも楊の奇襲を受けていた。
カチュアは背後からの飛び蹴りを食らわされそうになったが、洋子がギリギリでカバーして庇うと、若本が着地際を狙って回し蹴りをぶち込み返した。
それを余裕で受け切った楊は全身を回転させ、若本を蹴りの勢いのままに床に叩きつけ返した。
それは柔よく剛を制す合気であり、中国拳法の技術だった。
楊の技術の高さをすぐに理解した洋子は、その顔を見て天童組の生き残りだと気づいた。
殺人鬼モードでノリに乗っている楊は、天網恢恢疎にして漏らさずと言いたげに、目には目を歯には歯をの復讐だと宣言した。

洋子は冷静に状況を判断し、ちょうど到着したエレベーターに二人を急がせ、一騎打ちで決着をつけることにした。
感想
サタノファニ143話144話145話でした。
致死量の毒を浴びても平気で立ってられるのは、それも肉の分厚さのおかげなのか愛ゆえか。
とにかく、カチュアには愛あるセック〇で乙女になって欲しいですし、奈津子は間違いなくエドモンド本田が原型でしょうね。
https://www.kuroneko0920.com/archives/72793


































