廃墟で行方不明
二日前、小学生の子供が肝試しで廃墟になった民家に入り込み、行方知れずになった。
その事件で警察から高田不動産経由で助力を請われた鈴もニュースで知っていたのだが、警察の神妙な説明など食い気の前には後回しにすべきことだった。

今から二十年前、夫婦と息子一人の理想的な家族が住んでいたのだが、ある日突然、夫であり父親が妻と息子を殺害して失踪。
警察が未だに男を捕まえられないでいるのは、家の奥に入ろうとするとバットで殴られたような衝撃を感じ、どうしても踏み込めずにろくな捜査ができないからだった。

つまり今回、行方不明になった少年はその何らかの現象の主に捕まっているのか殺されたのか。
鈴は警察の誰一人として入れなかった奥の部屋に、単純に気合で痛みを堪えて踏み込み、能力を開放した。
血塗れのバットを握り血塗れの男。
妻になりきり、どんな家庭を夢見ていたのか引き出していく鈴。
そして、捕らわれの少年も混ざって家族ごっこしてみた結果…

村人全員が消えた村
除霊をするたびに傷が増え、体調も芳しくなかった鈴だが、今回のかつてなくヤバそうな依頼にも桁違いの報酬の為に身体を張ることにした。
しかしそこは、既に何人かの霊媒師が挑んで失敗して命を落としている、最高に最恐な心霊スポットだった。

昭和中期、そこは炭鉱で栄えて学校や鉄道も敷かれた活気ある村だったが、一夜にして村人全員が消滅したようにいなくなっていた。
家々にはこれから朝の支度を始めようとしていたのがそのまま残されており、まさに集団神隠し事件の不気味な様相だった。
だが今回、国の事業で廃村を突っ切って道路を敷くことになり、事前供養として霊媒師にお鉢が回ってきたのだ。
そして鈴はいつものように、自信満々、陽気な調子で誰も近づかない村人が消えた廃村に足を踏み入れた。
何かが出した物音、無数の視線、朽ちゆく商店街。
能力を開放した鈴はすぐに人ならざるモノの仕業だと察し、ちょっとマジでヤバいと思った。

そして除霊に関して全く役に立たない高田は言いつけ通りに、愚直に鈴を待ち続けて三日が過ぎて不安でいてもたってもいられなくなったその時、圏外のはずなのに電話が鳴り…
感想
常世幽世GHOST EATER1巻でした。
面白度☆8 豪快度☆8
除霊系の漫画はぬ~べ~を始めとして色々あると思いますが、知っている限り一番豪快な方法な気がします。
前作があり、これから読んでも分からないことはないですが置いてけぼり感があると思います。

































