29話
唯一の潔白の人間を見つけ出す。
その協力をすることにした優奈はただし、単なるお人好しではなく、成功報酬で一千万、更に潔白の花嫁を心から愛することを条件に組み入れた。
優奈にとって愛こそ、五十嵐に大切にして欲しいことだった。

裏タマロワの裏事情を知った上で五十嵐の嘘に乗り、何も知らない潔白の一人を騙すことになるのだから、結婚後に真実を知る相手に幸せになってもらわないと、あまりに寝ざめが悪くなるのだ。
五十嵐は全身全霊で愛することを約束しつつ、やっぱり優奈の優しさが気になった。
その時、どこまで会話を聞いていたのか、サキが声をかけて二人だけの時間に割り込み、いくらなんでも放置し過ぎだと苦言を呈した。

山田サキには質問は許されず、どこまで聞いたのか何も聞いていないのか分からないまま、今日はもう自由時間だと伝言を頼むことしかできなかった。
同盟を組んだ優奈も部屋に戻ると、シャワーを浴びてスッキリすると気合を入れ、さっそく誰が潔白の花嫁なのかを考えることにした。

ガリ勉らしく机に向かって参加者の情報を文字にし始めた優奈は改めて、自分は優しいのではなく潔白の花嫁を見つけるこの状況にワクワクしているのだと感じていた。
瑠華のための仇討、成功報酬一千万、そして悪人を我が頭脳で炙り出す高揚感は、かつていじめっ子やクズ教師にゲス上司を返り討ちにしてきた気持ち良さと一緒だった。
もう無理して性的ご奉仕をする必要はないが、五十嵐は明らかにまだ秘密にしていることがあると分かっているので、完全に信用していないが、それもヤル気を出させていた。
まずは東詩織。

そして北川弓月。

最後に情報が少なすぎる山田サキ。

現時点で個人的印象で怪しさを判断するしかなく、物理的証拠で犯罪者だと証明できるものがない。
一応は怪しさランキングをつけた優奈だが、何をおいても情報が必要だと考え、次の課題に酒を使うことにした。
感想
タマロワ27話28話29話でした。
優奈と菜月の友情は麗しく、ゲーム終了後も瑠華も交えてプライベートで親交を深めてたらいいな、なんてほっこりしましたが、まさか五十嵐まで嘘まみれなんて、おもしろくなってきました。
https://www.kuroneko0920.com/archives/75066



































