プリンちゃん
一方その頃、篠塚の配信で金を産むトンネルだと思ったクズ配信者たちが集結していた。
巨蟲の恐ろしさを目にしたはずなのに堂々とトンネルに踏み込めるのは、当たり前のようにふざけた格好をできるイカれたメンタルの持ち主で、猿みたいに所かまわず発情したり水着で自慢の爆乳を見せびらかす変態だからだった。

そんな奴らが家みたいにデカいハサミムシに遭遇しても、余裕で倒せると思えるのは当然のこと。
格ゲーキャラになり切ってとても強いと思い込んでしまった男は、小学生みたいに技名を叫びながら足を斬り飛ばされ、そのまま蟲の餌になってしまうのだった。

一応それなりに武器を持ってきた彼らがハサミムシに戦いを挑んで程なく、剛たちにも悲鳴が届いた。
駆けつけようとした剛たちが最初に見たのは、無残に斬り飛ばされた侍の生首だった。
必死で逃げてきたアロハシャツが一緒にハサミムシも連れて来てしまい、慌てた状態で再戦スタート。
榎は蜘蛛の糸を結わえて作ったトラップアイテムを若尾に投げさせ、うまくハサミムシの足に絡ませていく。
それが上手くハマり、ハサミムシは雁字搦めで動けなくなった。

しかし蜘蛛の糸はいくら強度が凄かろうが原料がタンパク質である以上、ハサミムシは食べて脱出することができる。
榎は銅イオン水溶液をぶっかけてできるだけハサミムシに嫌がらせをしてから通り抜けるが、その先にあったのは配信者たちの無残な成れの果てだった。
臆病だったおかげか、水着のプリンちゃんだけが生き残っていた。

そうこうしているうちに、ハサミムシは蜘蛛の糸を食い破って追いかけてきた。
追いつかれるのは必至、逃げ切るには冷却スプレーを噴射してまたしばらく動きを止めるしかなく、その役はまた勇敢に剛が引き受けた。
すると篠塚も洒落にならない惨状をようやくまともに受け入れ、彼らの武器を拾って助太刀に加わった。
このタイミングで榎は起死回生の作戦を決行するチャンスだと見抜き、若尾の人並外れた身体能力で天井に空いた穴から空洞に入ってもらい、ある仕掛けを施してもらった。
魚粉タブレット。
無数の卵。
蠢くミニハサミムシ。

榎が考え付いたのは、種の本能を利用したものだった。
こうして多数の犠牲者を出しながら、トンネルからようやく脱出することができた。
しかし外はむしろ、トンネル内よりむしろ危険かも知れなかった…

感想
巨蟲山脈2巻でした。
面白度☆7 忍者度☆8
忍者若尾の身体能力は、まさに憧れの忍者並でした。
クズがちょっといいことしたらいい奴に見える不思議もさすがに、性犯罪者でもある篠塚に適用するのは無理でしたね。
「巨蟲山脈」ネタバレ最新3巻。清流で水浴びする美女たちのキラメク裸体…水の暴君が狙う川流れのお小水!































