PR掲載中最新コミック

復讐の夜叉

その絶望に追い打ちをかけるため、暁はストーカーアプリで真子に接触し、ついに父親まで娘の性的搾取に加担していることを暴露した。

 

 

本気で愛した恋人、身内には違いない叔父、そして愛してくれるはずの父親ら、次々と関係性の深い男たちに裏切られ、絶望させられ続けた真子。

 

それに最後の希望を託したのか、暁の車にあったナイフでこの世とのサヨナラを選んだのだった。

徒花adabana
著者名:NON 引用元:徒花下巻

 

 

嫌な予感がした美月が電話をかけた時にはもう虫の息で、最期の言葉を聞いて駆け付けた時には、既に冷たくなっていた。

 

 

凍り付くような池に浸された左手。

ポツンと残された命を奪ったナイフと、スマホに残された多くの脅迫メッセージ。

 

親友に代わって復讐を決意した真子はそこで、雪夜叉になる覚悟を決めた。

徒花adabana
著者名:NON 引用元:徒花下巻

 

 

 

真子の死の証拠を携えて暁に会いに行った美月は、全て外道が破滅に向かうように誘導して話を進めていく。

 

混乱して焦って安直な自己弁護で保身に走る男は、ただゲスなだけで大して頭が回らずにベラベラ口走り、真子の父の関与に加え、事件の核心を突くキーワードを捲し立てた。

徒花adabana
著者名:NON 引用元:徒花下巻

 

 

 

すべきことをして車から降りた美月は続いて、真子の父親に会いに行き、娘の性で金を稼いでいた証拠を突きつけ、データを渡すように問い詰めた。

 

すると父親もあまりに脆く汚らしい本性を露わにして逃げ出し、美月は親友の不憫さを思い知らされた。

徒花adabana
著者名:NON 引用元:徒花下巻

 

 

そして今、美月は狙いを持って自首し、檻の中にいた。

 

 

 

一貫して犯行を認めた美月は、このままなら送致されて刑事責任を負うことになる流れだったが、担当弁護士の辻は本音で話していないと見抜き、外堀を埋めて美月の真意を引き出そうとしていく。

 

 

美月が守るべきは、真子の尊厳。

 

それはつまり、彼女が慰み者の人生を苦にした自殺ではなく、不運にも殺されたというシナリオが必要だった。

 

 

 

辻は美月の足跡を辿り、やがて現場の池に辿り着くと、暁と美月が確かにラーメン店で会っていた証拠を掴んだ。

徒花adabana
著者名:NON 引用元:徒花下巻

 

 

そして第一回公判を迎えた。

 

 

 

そこで美月は真子殺害を一転して否認した

 

それは弁護士たちが暁の悪行を暴いた証拠を持ってきた成果だが、悪を白日の下に引きずり出して裁くという美月のシナリオ通りでもあった。

 

自分は愚かで短絡的な女を演じ、親友は痴情の縺れに巻き込まれた体でなければならない。

徒花adabana
著者名:NON 引用元:徒花下巻

 

 

 

そしてやっと暁が事件の表舞台に引きずり出され、週刊誌が面白おかしくあることないことセンセーショナルに書き立て、爽やかイケメン大学生がエグい悪人に落ちていくのは、世間に任せればよかった。

 

 

暁は往生際悪く、スーツをピシッと着込んで爽やかで清廉潔白な青年を演じようとするが、ドライブレコーダーを始めとした言い訳しようのない証拠や目撃証言を突きつけて迫れば、あっという間に薄汚い本性を法廷で晒すことになった。

 

この時ばかりは美月も笑いを押さえられず、これでもかと嘲笑して地獄行きを願ってやった。

徒花adabana
著者名:NON 引用元:徒花下巻

 

 

 

暁が逮捕された後、美月も判決を言い渡され、全て事実が明るみにならなかったせいで長いお務めを科された。

 

それこそ美月のシナリオ通りで、復讐を終えてやがて出所した美月がまず向かったのは…

 

 

感想

徒花adabana下巻にて完結です。
面白度☆9 モヤっと度☆9

美月が思った通りに事が進んだのはいいですが、やはり真犯人とも言える連中に対する末路を思うと、加害者に甘い国だと思えて仕方ないですね。

とにかく、ハレ婚とは全く違うサスペンスもめちゃくちゃ面白かったです。

徒花adabanaを読むならこちら