180話
千歌と小夜子の二人を縛って連れてきた斯波は、これでもかと子悪人な態度を装い、薬を盛って眠らせてやったのだと明かし、裏切りの経緯を話し出す。
それに真実味を加えるために、千歌の巨乳を容赦なく揉みしだいてゲスな一面も堂々と披露するが、揉まれる本人は本気で恥ずかしがるし、小夜子は演技無しのガチギレ。

新堂はまた受け入れ難い男を侮蔑しつつ、メデューサの仲間かも知れないと思い、そう易々と信用しようとはしない。
その通り、これは奥の院に潜入するための演技だった。
奥の院に繋がるのは警備が厳重なこの出入口だけだと斯波の調べで分かっていたので、どうにかして検問を突破するしかなく、まだ仲間だとバレていない斯波に一芝居打ってもらうことになったのだ。
だから斯波は小夜子のガチギレと千歌のプレッシャーにも怯まず、ゲスな裏切りを演出するために遠慮なく長々と乳を揉みしだき続け、新堂の疑惑の視線に訴えかけていく。
捕まった体で入り込めば油断を誘えるし、教祖に辿り着いて騒ぎになれば若本も合流して弱点を突いた戦闘に持ち込める。

それは全て、斯波の演技力にかかっている。
だから単なるジャーナリストの斯波はおずおずと尻を触りながら涙を流し、鼻水まで垂らし、再び法悦を味わうために裏切り行為までして形振り構わないほど、パーフェクトイチモツの虜になったのだと、迫真の演技で懇願した。
すると新堂も、禁断症状かと都合よく思ってくれた。
これで無事に奥の院に入ることができたのだが、厄介なのは新堂よりも金目当てでここにいる京極の方だった。
ハゲグラサンは連れて行かれる二人と擦れ違いざまに六角棒を本意気で振り抜き、二人は堪らず反射的に躱すしかなく、あっさり偽装がバレてしまった。

武を嗜むものとして直感が働いたわけではなく、教祖に差し出す前にぶちのめしたかったという暴力的な本能行動だが、そこには少なからず殺された弟子の敵討ちという師弟愛も含まれているようだった。
結局邪魔な者は全員蹴散らして進むしかなく、千歌VS京極の異種格闘技がスタート。
さすが調子に乗るだけあって、千歌が勝ちに徹して的確にナイフを繰り出しても冷静に躱し、ダイナミックな攻撃で互角の戦いを繰り広げる。

若本がしれっと背後から不意打ちしようとしても、ハゲは後ろにも目があるかのように気配に気づき、一筋縄ではいかない強さを発揮していく。
そして完璧な裏切り者になった斯波は、新堂の釣り鐘型お〇ぱいから放出される毒母乳を浴びせられてから、じっくり拷問される未来が待っていた。
しかし全身毒人間に対するは、稀代の毒使い殺人鬼を宿した小夜子がいた。

この戦いより少し前、道隆たちは教祖を捕まえて人質にするのがメデューサ救出には最適手だと意見を統一していた。



































