エロと暴力の恋愛リアリティ―ショー
幼なじみながらに新海に次第に心酔していった3人は、フッと現れた美人と優しさが取り柄のバカな女を主人公にして、絶望の中でボロボロになっていく様を披露すれば、愛する人が悦ぶだろうと思い込んだ狂気の思考回路の持ち主。
皮肉にもその立場になったのは処女膜を突き破られて顔面もボコボコになった黒石の方だし、新海にとってこの映画の見所は町谷の上書き部分と四坂の素の演技だけで、3人が作ったところは駄作だった。

全て見透かされ新海からの評価も得られなかった黒石に対し、町谷は責任を取らせる手始めに、本当の黒幕は誰なのかと問い詰めた。
悲劇の源を作った父親、クレイジーラスカルにジャスティスメン、それらと比べれば黒石たちは小粒というしかなく、兄まで殺したのは思いに釣り合わずやり過ぎな感が拭えない。

デッドチューブネオアプリの製作者が真の黒幕なのは明白で更に強く問い詰めたその時、スクリーンのキャラが僕だと言い出した。
町谷をよく知り、町谷がこれから出会う誰かが僕。
ヒントにもならないヒントを黒幕が提供したその時、爆弾のカウントダウンが始まった。
すると自暴自棄になった黒石はせめて新海の愛する人を道連れにしようと、町谷にしがみ付く悪あがきを見せた。
そして誰も逃げ切れないままゼロになり轟音が轟いたが音はフェイクで、本気の焦りが真城に黒石の首を刎ね落させていた。

今度はこっちが騙された側になったが、この程度のことで真城に後悔など生まれるわけがなく、もし四坂が復讐心に駆られても返り討ちにするだけ。
その通り、3人に友情を感じ、新海を愛する気持ちは同じだと共感する四坂だが、ここまでするのを愛と呼ぶ狂った奴らの変態プレイに付き合わされるのはもうゴメンだった。
そして今度こそ本当に爆発するカウントダウンが始まり、デッドチューブネオの一件は黒石兄妹の死と古びた建物の爆発で結末を迎えた。
人が残虐である限り、人が業を抱える限り、デッドチューブの需要はあり続け、いつどこで黒幕が町谷に関わって来るか未知数。
誰より否定しながら誰よりデッドチューブを欲している町谷と相棒の真城がどんなラストを見せてくれるのか、黒幕の女は楽しみにしていた。

この事件から数日後、今はしがないバイト生活を送っていて割の言い稼ぎを求めていたまっちょんは、如何にも怪しさマックスの高給案件を見つけた。
応募条件は3人以上のグループなので、友達ゼロのまっちょんは取りあえず同僚の秋津を誘うが、彼女はスタイルがいいんだから風俗でもしろとにべもない。
その時、幸か不幸か偶然にもジャスティスメンとクレイジーラスカルガールと鉢合わせたのだった。

かつての仇敵でもこの怪しい仕事に誘うにはうってつけの人材なので、まっちょんは古臭いアパートの我が家に招待し、肉まで大盤振る舞いして持ちかけた。
裏動画サイトに新たに出てきたデッドチューブに参加して大金を稼ごうと。
もちろん姉のコントロールから抜け出したジャスティスメンは、もう正義に泥を塗るつもりはなかったが、ラスカルもとい姫は貧乏暮らしで肉の誘惑に抗えずパクり。

こうなったらもう、むげに断るわけにはいかなくなった。
デッドチューブネオに続くデッドチューブハウスは、用意された建物での共同生活に3人以上で参加し、その様子を余すことなく配信する、恋愛リアリティショーのようなもの。
もちろん、血と暴力とエロは想定して然るべきだ。
そんなヤバい内容でも、可愛いものに目がない秋津は姫に心奪われ参加することにした。
そして舞台になる豪邸に着くと、主催者が派遣した面接官のおっさんが現れ、デッドチューブハウスに相応しいか確かめるため、誰か一人をリンチして殺せと指示した。

そのための3人以上のグループで、参加するには拒否は許されず、一番手っ取り早くボコせる弱いのは間違いなく姫で…
感想
デッドチューブ18巻でした。
面白度☆8 まだまだ続く度☆8
大元は親父のところが完結のベストタイミングかと思いきや、ネオも始まって終わって、今度は一つ屋根の下編でまだまだ続きそうですが、まっちょんは嫌いじゃないのでネオより楽しみです。

































