姫もスーツで初参戦
袋にされかけた男は超能力で返り討ちにしてやった。
そんな危ない目にあっても遠慮なく賭場で荒稼ぎしまくるものだから、イネを身請けできる前に恨まれて刺されるのは必然だった。

同じ頃、孤児たちのリーダー的少年は数々の食糧窃盗がついに失敗して捕まり、ボコボコにされて命の灯火が消えそうになっていた。
そんな二人はガンツに見初められ、あの部屋に転送されたのだった。
半兵衛に政吉、お咲に雪姫ら前の生き残りが転送された後、今回は部屋の中がいっぱいになりそうなほど、およそ数十人ほどが転送されてきた。
どうやら大火事に巻き込まれた人々らしいが、とにかくお咲は今まで通りに男のフリをして呼びかけるが誰も耳を貸さず、それは雪姫がやっても同じことだった。

しばらくして佐渡おけさが流れ、ガンツが武器を吐き出すともうゆっくり説明できる時間はなく、経験者だけでも装備を持って挑むしかなかった。
転送されたのは立派な阿吽像を門に構える寺だった。

意味が分からなくてもまだ死んでないと思った人々はとにかく帰れると喜び、適当に伸びる道を進み出した。
しかし先頭を行く人たちの頭が次々に吹っ飛んでいくと、さすがに半兵衛たちの声が耳に届き、寺に引き返した。
それでやっと半兵衛たちは認識されたが、混乱の民衆に落ち着いてまず話を最後まで聞くという考えはなく、好きなように叫んで怒りをぶつけるばかり。
それに業を煮やしたのは半兵衛たちではなく二体の阿吽像だった。

更なるパニック。
いきなり踏み潰されて終わる民衆たち。
こうなったらもう半兵衛たちの声は届かなくなる。
ならばまずは阿吽像を仕留めて混乱を治め、自分たちの話を聞かせるしか生き残らせる方法はない。
政吉が先陣を切ってセオリー通りに足首を斬りつけ、まず動きを封じようとしていく。
反撃で政吉が怯めば、半兵衛がカウンターで心臓辺りを一突きし、そのままお腹まで切り裂いた。
初見の者からすれば、やはり死後の地獄としか思えない非現実的な光景。

二人が連携すれば武蔵並にデカくても強さはそれほどではない阿吽像など、大した敵ではなかった。
あっと言う間にこの世ならざる敵を倒してただ者じゃないことを見せつけた半兵衛は、経験者だけで寺の中に踏み込むことにした。
そして今回はスーツと武器を持ってきた雪姫も戦う気満々で、やんごとなき柔肌に超人スーツをまとい、二本の刀を繋げて薙刀の如く戦うことにした。

そして境内の敵は、阿吽像とは一線を画す厄介な大仏だった…
感想
GANTZ:E3巻でした。
面白度☆7 モデルコース度☆9
超能力も大仏編も本家そのまま過ぎますし、レギュラーメンバーの役割や関係性もほぼほぼ似通った感じですね。



































