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239話

手足をぶった斬られたエリックは弱体化している状態で止血もできず、万事休すに陥った。

 

そんな中思い出すのは、渚に見初められて日本に出発するという時、ぽっと出の男子高校生も仲間に加わると聞かされたことだった。

 

神の息子の同級生と言っても単なる子供に過ぎず、仲間入りさせる意味を教えてもらえなかったエリックは負の感情を膨れあがらせた。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

 

その高木はなぜ、一発で仕留めないばかりか、わざわざ姿を見せてもさっさと止めを刺そうとしないのか。

 

それは晴輝と同じで子供らしく非情になり切れない未熟さのせいだと感じたエリックは、そこにまだ付け入る隙があると信じて駆け引きを仕掛けた。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

案の定、煽られても止めを刺そうとしない高木について、エリックが探偵を雇って調べさせたことがあり、同性愛者という点以外は平凡な男子高校生でしかないと分かった。

 

ではなぜ神に選ばれたのか。

 

その答えを今ここでぶつけて更に動揺させてやろうと考えたエリックは、大方好きな男に告白して拒絶されたのだろうと、更に煽るように突きつけた。

 

それに全く反論しないので、これでもかとバカ笑いしてやると、さすがの高木も殺意を滾らせた。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

これはまずいと見たエリックは一転、全部冗談で発言を撤回するといけしゃあしゃあとのたまい、命乞いを繰り出した。

 

その無様な姿も作戦に過ぎず、また高木が躊躇して自分に意識を向ければそれで十分、悠々と距離を詰めたチョロ助が無防備な背中を貫き、形勢逆転と相成った。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

 

一心異体。

 

チョロ助の接近を感じ取っていたエリックの時間稼ぎに気づけなかった高木は、あっけなく血反吐を吐き散らした。

 

 

いつの間にかチョロ助が喋れていることに驚き、アメリカンジョークらしく汚い声だと称賛する二人に挟まれた高木は、敵側でも肉体は元のままらしく、重傷で青ざめていくばかり。

 

そしてなすすべなくチョロ助に飲み込まれてしまった。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

更に進化したチョロ助はエリックの中に戻り、武威の闘気のようにまとわりつき、ヒソカの念のように手足の役割を果たした。

 

 

感想

インフェクション237話238話239話でした。

遅々として進まないし、事あるごとにキャラの堀下げが差し込まれますね。

関が元の世界で天寿を全うできるか、それが気になります。

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