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199話

ノックの音に慌てて服の乱れを直した龍野が出てくると、あやは桜川に折られた刀を見せた。

 

実は刃物店を龍野に紹介されていたので修理の結果を報告しに来た訳で、ポキンと折れたのが元通りとはいかないが、扱いやすい小太刀に仕立ててもらって満足していることを笑顔で示した。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2022年17号

 

 

用件はそれだけなのであやはメデューサたちとの食事会もあるのでさっさと帰るつもりだったが、龍野は桜川と二回戦をやりたくなかったので、尤もらしい理由をこさえてあやを連れ込んだ。

 

 

嫌よ嫌よも好きの内というタイプでもなく、セック〇が好きじゃない龍野は本当に桜川が際限なく発情して求めてくることに辟易していた。

 

早熟で元々の凄い性欲が母親からの抑圧から解き放たれ、最初は研究目的で相手をしていた龍野だが、乙女心と変態性も加速してきて危険性さえ感じていた。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2022年17号

 

 

そんな激しいプレイをした後の部屋にはもちろん体液の匂いが残っており、敏感に察知したあやは、龍野が洗脳して桜川を弄んでいると決めつけ、また侮蔑した。

 

しかし幼い頃の龍野を慕っていた気持ちは消えてくれず、喧嘩腰になる前にメデューサたちを救ってくれたことを改めて感謝した。

 

それはそれとして、とんでもない費用と時間もかけているはずの自分たちをあっさり切り捨てたことを、あやはいまいち解せないでいた。

 

一時は五菱に属し、内田からは目的の真意を聞かされていない龍野だが、今では殺人実験の最終目的が殺人鬼作りに止まらない超人計画なのだろうと察していた。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2022年17号

 

 

 

メデューサたちは四川料理の店に繰り出し、回転テーブルを囲んで如何にも辛そうな赤い料理の数々に驚嘆の声をあげた。

 

まずは辛い物は平気だという霧子が一口いき、さっそく想像以上の辛さに火を噴くと、続いて千歌が挑戦するも同じように驚きながら、痩せ我慢で口に運んでいくので、楊が呆れて食べ方を教えてあげることに。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2022年17号

 

 

そもそも香辛料は食べるものじゃなく、それらを取り分けて具材だけ食べれば普通に美味しく食べられるという。

 

その通り、大して辛くないことに千歌たちが感動すると、真希も正しい食べ方に感動したその時、美依那が率直な疑問として、姉妹のどちらなのかを訊ねた。

 

すると真希は神妙な面持ちで今は瀬里であり、真希はあの大乱交以降、深く眠り続けているという。

 

発火で精神が入れ替わる特性のせいか、真希の所業を見ていた瀬里は代わって謝罪した。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2022年17号

 

 

それで小夜子は、撃たれた時に真希の様子がおかしくなったのは瀬里の制止があったんだろうと納得し、取りあえずは五菱の支配を逃れた者同士として仲良くしていこうと、美依那が締めた。

 

 

 

帰り道の商店街も程々に賑わっているが、既存の口座を使えば五菱に感付かれるかもしれないので、まずは職探しが目下の目的にする必要があった。

 

その時、カレンに食わせるためだと言って川で獲ったらしいうなぎを運んでいる聡と鉢合わせた。

 

四川料理に舌鼓を打ったばかりなのに立派な天然ウナギに千歌が食欲が湧かすので、あやはならば食費削減も兼ねてか、釣りに行くか?と誘ったのだった。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2022年17号

 

 

感想

サタノファニ197話198話199話でした。

新章と言っても何年後とかでなく、前回からほぼ時間は経ってないですね。

戦闘に長けた殺人鬼を兵器とするのは言い過ぎな気もしますが、そろそろ五菱の根幹に迫ってきそうな雰囲気ですね。

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