PR掲載中

201話

一人で残されたカチュアは新たな過酷な日々に戻る羽目になったが、入院生活では若本が日々通って甲斐甲斐しく世話をしてくれるものだから、甘酸っぱい日々でもあった。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2022年21・22号

 

 

片手を失った弊害は今後更に感じていくだろうが、ねだる必要もなくあーんされる側の幸せを知った。

 

もちろん若本は変わらず羽黒側でカチュアを監視する立場だが、斯波とカチュアは命の恩人なので、最早職務上の立場より人としてのお礼を優先していた。

 

 

カチュアは喜びを押し殺しつつ噛み締め、そして若本が帰ると、同室の黒ギャルがほろ酔いで話しかけてきたので余韻がぶち壊された。

 

怪我人のくせに足おっぴろげのパンチラで酒を流し込む非常識黒ギャルが彼ピだの好きピだのとウザい喋り方なので、関西弁が濃いカチュアは苛立ちを露わにするが、殺人鬼仲間のカチュアパイセンという言葉は聞き捨てならなかった。

 

そう、同じ病室にぶちこまれている以上、黒ギャルの知花莉央はリチャード・スペックを宿した殺人鬼だった。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2022年21・22号

 

 

リチャードは一晩で8人も看護学生を手にかけたアルコール依存野郎で、熟女を犯した後に看護学生寮に忍び込み、離婚したばかりの元妻に似た学生がいたことから身勝手にぶちギレ、非情にも白衣の天使候補を天に送っていった。

 

そんな他のマーダーに引けを取らないド級のクズを宿した知花は、大して強くないから実験で下手をこいたと笑って話した。

 

そこでまたカチュアは、殺人実験中の記憶があることに違和感を覚えた。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2022年21・22号

 

 

 

一方その頃、羽黒刑務所には懐かしい天童組の新組長とボディガードたちが訪れていた。

 

女医がいらっしゃいと歓迎しているのも仕事上の付き合いがあるからで、天童組は提供した人材を引き取りに来たのだ。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2022年21・22号

 

 

新メデューサの実験で投入されたクズ男共は、良くも悪くも天童組と関わった奴らで、その全員が無残な死を遂げたので、遺体を回収しに来たというわけだ。

 

神崎は千歌が更に強くなっているだろうことにニヤニヤ嬉しくなるが、女医にすぐ千歌は死んだからそれらは新メデューサの仕業だと訂正され、驚愕した。

 

カチュア以外は全滅したと言われると仁奈もとても信じられないが、女医が具体的な嘘を並べ立てる意味も分からない。

 

だから神崎はブチ切れて女医を張り倒した

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2022年21・22号

 

 

その目で死体を見るまでは信じる気になれない神崎が刑務所区画内に侵入すると、霧子の死も信じたくない仁奈は止めなかった。

 

 

ロックされた頑丈な扉さえ蹴りでぶち破った神崎を止めようと、警備員が容赦なくテーザー銃を撃ち込んだが、パワーも耐久力も人並外れている神崎は電撃など意に介さず、警備員もぶち倒した。

 

 

所長は相変わらず吾妻を性奴隷としてフェラさせながら、警報が鳴り響く異常事態に気づいたが、一先ず咥えさせたままにしておくことにした。

 

新メデューサたちが房から出てきたので、ゴリラ並の神崎と戦わせることにしたのだった。

サタノファニ
著者名:山田恵庸 引用元:ヤングマガジン2022年21・22号

 

サタノファニを読むならこちら