48話
帝国の武力は圧倒的で、一騎当千の将軍の暴れっぷりで異教徒がどんどん肉塊に変えられていく。
勇ましい髭の戦士がクリーガンに立ち向かうが、どうやって剣の一振りを避けられたのかも分からないまま、気づけば手首から切り落とされるカウンターを受けていた。

そんな達人レベルの剣技を見せつけてもクリーガンにとっては朝飯前で、強キャラ感を出しまくる。
どうしようもなくモブ異教徒たちは敵前逃亡を決め込むが、すると褐色のタコ坊主に仲間なのに切り刻まれるという最悪な最期を遂げさせられてしまう。
戦いにおいて日和った仲間には情け容赦ないタコ坊主のウムン・パシャは、明らかな噛ませ犬感が漂うものの、もしかしたらやってくれそうな雰囲気も持っていた。

帝国の言葉が使えることを小バカにした感じで褒めるジジイと、細老人が将軍なことを小バカにする巨体ハゲ。
先に突進したのはパシャで、雄叫びと共にデカい湾刀を振り下ろし、クリーガンはただスッと前に出た。
そして幾度となく切り刻まれたことに気づかないパシャは、ボロ負けを自覚する前にバラバラになったのだった。

千の剣の肩書のままの目にも止まらぬ剣技を高みの見物していたセリーヌは、千どころか百以下だったと見抜き、だからこそ底知れない強さを感じ取った。
その視線にはクリーガンも気づいており、彼女の胆力を見抜いたように見つめ返した。
異教徒の将軍でさえ子供扱いで斬り伏せるジジイだが、若く美しい女騎士の視線だけで楽しませてくれる相手と感じ、いつ剣を交えてもおかしくないことから血沸き肉躍る気持ちが昂ったようだった。

一通り帝国の強さを見て回ると案内役のギュスターヴは、ご覧の通りに強すぎるのが困ったところだと愚痴り、南方戦線の同盟軍は対等な立場だが数でも武力でも帝国は抜けており、神聖騎士団も容易く口出しできないらしい。
そんな帝国軍は異教徒が奪い取った城塞都市に攻め入って取り返そうとしているが、それもまた聖教会にとってめんどくさい事態になりそうなのだ。
帝国の狙いは都市内の聖堂になる聖骸布という代物で、宗教的にとんでもなく重要で神聖な遺物だった。

その聖骸布を帝国に掠め取られないために呼ばれたのだと察したセリーヌは、任務が成功したら?と訊ねた。
もし成功すればアルクが喜ぶと分かったセリーヌたちは、俄然ヤル気と緊張感を高めた。

その日の夜、二人はさっそく下水道から忍び込み、鼻を塞ぎたくなる臭いに辟易しながら、ジョアンナはセリーヌと箒タンデムでゆらゆらカリオストロのルパンみたく先に進む。
無事に聖骸布が祀られている区画に辿り着くが、もちろん警備がウロチョロしていて持ち出せる環境にないだけでなく、昼間切り刻まれたはずのタコ坊主が号泣しながら警備していたのだった。

感想
終末のハーレムファンタジア47話48話でした。
ジョアンナも大洪水を起こせる召喚術師でもあるので、対抗できるか楽しみです。
タコ坊主はほぼ間違いなく双子でしょうね。
「終末のハーレムファンタジア」49話50話ネタバレ最新話修正前51話。トカゲがドラゴンになるための女騎士の炎剣!







































