60話
帝国のファフニール侵攻が始まって二週間、国境の砦で責められまくっててんやわんやの騒ぎになっているというのに、陣頭指揮を執る立場のアルクの姿はなかった。
南西と北西から攻め込んでいた帝国軍。
ファフニールは籠城作を取ろうが、屈強な将軍が出張ってしまえば門など一撃で破壊されてしまい、簡単に突破口を作られてしまっていた。

しかしぶち破られるのも想定内のファフニールは、作られた突破口から押し入って来るのに合わせ、重装備の隊が壁のように列を組んで逆に反撃のきっかけとして迎え撃っていく。
居眠りジオが前線で剛腕を振るっている時、他の将軍は離れた場所から眺めているだけで、これは楽だと思う鳥使いと、暴れ足りない槍使いがいた。

北西から攻めるのはクリーガン率いる一軍だが、そちらも籠城策を切り崩すのに一筋縄ではいっていない。
侵攻から二週間、確かに時間はかかっているが落ちるのも時間の問題だとして、帝国側は全く勝利を疑っていなかった。
一方その頃、帝国の総本山の城内の寝所では、今日もまた帝王が女の中にパンパン突っ込んで元気よくピストン運動で汗をかいていた。

戦争中とは思えない大ハッスルの中、参謀もファフニールの籠城戦を小ばかにして眺め、どんな打開策を打って来ようが将軍らが討ち滅ぼして東部征服はなるだろうと見越していた。
その間もパンパンピストンされている女はなぜか熱さを感じてきたかと思うと、本当に帝王に火を点けられてしまい、救命されるどころかポイッと捨てられ、ゴミのように燃やされてしまうのだった。

そして領内に姿がなかったアルクは、実は帝国の西側にあるランシア王国にいた。
同じく帝国をいてこましたいと考えている者同士、そして今のこの冬の季節、山を越えて攻め込めるようなアイテムを献上しに赴いたのだ。
それをランシア王がありがたく受け取ったことにより、アルクが狙う帝国包囲網が着々と完成に近づいていた。

つまりアルクはこの戦いにおいて、最も討ち取るべき帝国王の首を第一に狙っていたのだ。
将軍らが大軍を率いて攻め込んでくるなら守りを固めて時間を稼ぎ、その隙にランシア王国が西側から兵がいなくなった帝国本土に攻め込み、余裕で城に乗り込む奇襲作戦。
果たしてランシアの騎馬軍は、帝王を討ち取って帝都を占領することができるのか…

感想
終末のハーレムファンタジア59話60話でした。
悪の勢力は親子で趣味嗜好がよく似るようですが、そういえばレッタとピエトロもピーズリーにお熱でしたね。
「終末のハーレムファンタジア」61話62話ネタバレ最新話修正前63話。イケイケどんどん騎士軍団と陰キャ皇太子始動!































