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42話

復讐を果たしたクロエはカレンを人質に取り、怜人たちに銃口を向けた。

 

もう出会った頃のたどたどしくわざとらしい片言の日本語の名残もなく、流暢で冷徹な空気を孕んだジャパニーズをかけられてもカレンは相変わらずの煽り態勢を維持し、ストレスの元になる。

終末のハーレムアフターワールド
著者名:宵野コタロー 引用元:少年ジャンプ+

 

 

引き金を引くことに躊躇しない様子のクロエがどっちが本物だと訊くものだから、ダブル怜人はお互いに視線をやってどちらとも何とも答えない。

 

しかし美来がチラッとクローンの視線をやってまたポロポロ泣くものだから、彼は人工的に作られた存在だと察さない訳にはいかず、絶望して膝をついた。

 

美来を救うために朱音ともヤったのに、おぞましき企みで作られた人工物。

 

不憫な男に誰もかけれないでいるのに構わず、クロエは女性単性生殖から怜人クローン製造工場に変わった笑い話にもならない皮肉を自虐ると、ならば作って欲しいクローン男性がいると切り出した。

 

もちろんかつて愛したレイモンド先生で、例え記憶を受け継いでない状態だろうと、記憶を取り戻したクロエにはそれでも十分な存在だった。

終末のハーレムアフターワールド
著者名:宵野コタロー 引用元:少年ジャンプ+

 

 

その時、常に世界の中心にいる怜人がブチ切れ、製品みたいに作っていいものじゃないと一喝。

 

本当にその通りだが男に恋する乙女の一面を取り戻したクロエは、その通りにガキみたいな理屈を振りかざして自分も好きな人のクローンを作って何が悪いと言い返し、小賢しい論理さえ組み立てるのを止めた。

 

ならば怜人も個人的な想いを言い返すだけで、美来は絵理沙の代わりじゃなく彼女自身を愛しているし、スペアとしてのクローンは許されないと反論。

 

もちろん彼個人の想いなど知ったことではないクロエはそう言い返してイラついた直後、アナ姫が飛び込んできた。

終末のハーレムアフターワールド
著者名:宵野コタロー 引用元:少年ジャンプ+

 

 

一目でとんでもない修羅場だと分かるがそれどころじゃないアナ姫は、怜人とのイチャつきも我慢してしれっと拘束を解いてあげると、分かりやすいようにそれぞれの監禁部屋に派遣されたクローンたちの様子をモニターに映した。

 

そこに映った全員が血を吐いて苦しそうに悶えていた。

 

その症状は10年前に世界中で見られた恐ろしい光景、人類の発明に合わせてMKウイルスも変異し、既にアナ姫のところのクローンは早逝してしまっていた。

終末のハーレムアフターワールド
著者名:宵野コタロー 引用元:少年ジャンプ+

 

 

神に背いて産まれてきたクローンが、早々に世界から退場させられた皮肉。

 

この事態はカレンもさすがに想定外で焦ったその時、特別クローンも苦しみ出した。

 

既に一刻の猶予はなくオリジナルが治療に当たることにし、カレンはその場でお留守番をすることになった。

終末のハーレムアフターワールド
著者名:宵野コタロー 引用元:少年ジャンプ+

 

 

変異前のウイルスへの抵抗力なら持っていたクローンたちだけの中で変異したのか、じわじわと世界中で起こっていることなのか。

 

変異ウイルスへも抵抗できるか怪しいが怜人は構わず自分が治療に当たろうとしたその時、もう一人も発症の症状が現れた。

終末のハーレムアフターワールド
著者名:宵野コタロー 引用元:少年ジャンプ+

 

 

やはりクローンは神に背く行為として認定されてしまったのか…

 

 

感想

終末のハーレムアフターワールド41話42話でした。

カレンはまともに政治をしているようでもありますが、邪悪過ぎて悪い企みがあるとしか思えませんね。

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