6巻
宮ノ内の汚職を暴いた写真を、街頭演説の真っ最中にばら撒いてやったサユリたち。
その記事は日帝新聞にネタを売って作ってもらったもので、週刊スキャンダルにかけられている圧力など関係なしに暴露するため、winwinなビジネスを交わしただけだった。

ただサユリにとって、陽キャの代表格のような悪徳政治家が転落していく様は最高のオカズでもあった。
選挙のノウハウを熟知して当選請負人として調子に乗り、自分こそ表舞台で賞賛されるべきだと息巻いた宮ノ内は、世間から警察から追われる立場となり、ホームレス状態。
行き着いたのは橋の下の先輩ホームレスたちの住処で、皮肉にもそこで本当の人の優しさに触れたかと思った矢先、バカな勘違いだと分かった。
ここはホームレスの住処ではなく最底辺の掘っ立て売春宿で、男女関係なくぶち込みたいマッチョ肉体労働者に目を付けられただけだった。

宮ノ内は中坊の頃から学力と情報精査能力で一目を置かれる存在だった。
幼なじみのサッカーバカが生徒会で頑張りたいと言い出せば、スポーツしか能がなくても効果的な根回しで生徒会長に当選させてあげたのだが、それはもう一人の美少女幼なじみにいい所をアピールしたい打算もあった。
しかしトライアングル幼なじみの関係は宮ノ内が知らないうちに矢印の方向が向かい合っており、生セック〇目撃という衝撃の光景で失恋したのだった。

それがトラウマになって縁の下の力持ちより表舞台に立ちたい思いが強くなったのだが、現在、パワフルな労働者にケツを掘られる末路になってしまった。
もちろんサユリは容赦なく、尻穴開通写真も世間にばら撒き、大公共事業の闇も相まって国民は憤慨した。

まさに国の闇が暴かれることで多くが不利益を被り、暴露した新聞もどんな危険が舞い込むか分からないが、葉山の正義感を受け取った一人の記者の気概で実現したことだった。
週刊スキャンダルも獅子身中の虫がクビになるだけで済み、朴念仁葉山はルリの好感度も上げて上々の結果を手に入れられた。
その矢先、また粛々と新たな事件の幕が上がった。
ルリとはウツミのライブを一緒に観に行くほどになっても、そのウツミにファンの目の前で特別扱いされた葉山の恋は一進一退。

そんなところに起こったのが人気女優の鈴木ミヤビ誘拐事件だった。



































